価値観を共有し、ぶれない外交のパラグアイ。伝統的な親日国というだけでなく、国情が安定し、食料安全保障やエネルギー安全保障の面からも日本にとって頼れるパートナーとなり得る。
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パラグアイのテビクアリ川 (Wikimedia Commons)

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世界は不確実性が増している。加えて資源に乏しい島国の日本は常に他国に依存せざるを得ないだけに、予見可能性の高い国との関係を強化することは必然だ。とりわけ、民主主義や法の支配重視の価値観を共有し、ぶれない外交の国の存在は貴重となる。そんな国の筆頭に南米のパラグアイを挙げたい。伝統的な親日国というだけでなく、国情が安定し、食料安全保障やエネルギー安全保障の面からも日本にとって頼れるパートナーとなり得るのではないか。

日本のメディアが南米大陸のど真ん中にあるパラグアイについて報じることはあまりない。

豊歳(とよとし)マリオ駐日パラグアイ大使は「パラグアイのペニャ大統領が『パラグアイの問題は問題がないことだ』とよく言います。問題がないからニュースにならないのです」と話す。

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筆者:田北真樹子(産経新聞編集局特任編集長)

2025年4月27日付産経新聞【サンデー正論】を転載しています

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