大阪・関西万博で、東欧のリトアニアとラトビアが出展する「バルトパビリオン」で、ミャクミャクのぬいぐるみが何者かに盗まれた。事態を知った来場者らが次々とミャクミャクグッズを寄贈。これらのグッズは近く児童施設などに寄付されるという。
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大阪・関西万博 ミャクミャクが盗まれ、来場者がプレゼントしたミャクミャクが集まったバルト館=大阪市此花区(南雲都撮影)

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大阪・関西万博で、東欧のリトアニアとラトビアが出展する「バルトパビリオン」に寄贈された約140の万博公式キャラクター「ミャクミャク」グッズをめぐり、館を運営するリトアニア政府関係者は5月28日、これらのグッズを近く寄付すると明らかにした。寄付先は児童施設などを想定している。30日までバルト館に飾られた。

当初、バルト館では、同館のキャラクター「バラビちゃん」と一緒にミャクミャクのぬいぐるみが飾られていたが、5月中旬までに何者かに盗まれたことが判明した。

「バラビちゃん」が登場するバルト館のインスタグラム(スクリーンショット)

しかし、事態を知った来場者らが次々とミャクミャクグッズを寄贈。その数は約140に及んでいた。

バルト館関係者はSNSに「バルト諸国には、人生が何かを奪っても、もっとすてきなものを返してくれるという言葉がある」と述べ、バラビちゃんは元のミャクミャクを失っても、新たな友達ができてすっかり元気になれたと説明。

今度は「私たちが喜びを届ける番」だとし、寄贈されたグッズを「笑顔が必要とする人たちの元へ旅立たせます」と記した。

万博会場の大屋根(リング)前でポーズを決める公式キャラクター「ミャクミャク」

筆者:黒川信雄(産経新聞)

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