トヨタ自動車が、国内で代表車種のガソリン車廃止を広げている。「カローラ」シリーズ4車種は、改良モデル投入に合わせてハイブリッド車に一本化した。

ガソリン車の設定がなくなったトヨタ自動車のSUV「カローラクロス」
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トヨタ自動車が、国内で代表車種のガソリン車廃止を広げている。人気の「カローラ」シリーズ4車種は、5月の改良モデル投入に合わせてハイブリッド車(HV)に一本化した。2025年度中に全面刷新するスポーツタイプ多目的車(SUV)「RAV4」も、ガソリン車の設定がなくなる。

HVはガソリン車より二酸化炭素(CO2)の排出量が少ない上に、電気自動車(EV)のような航続距離の不安もないため、需要が急拡大している。トヨタの23年度のHV世界販売は31.1%増、24年度は21.4%増と2年連続で2桁の伸びを記録した。
ガソリン車を廃止したカローラ4車種は、セダン「カローラ」とステーションワゴン「ツーリング」、ハッチバック「スポーツ」、SUV「クロス」。
RAV4の新型車は6代目で、初めてガソリン車を採用しなかった。HVとプラグインハイブリッド車(PHV)を用意した。
(産経新聞)
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