「ジャパンモビリティショー」では、革新技術を搭載したEVの出展は目立たなかったが、今後のEVの普及に大きな役割を果たす可能性がある「走行中ワイヤレス給電」が紹介されていた。
大成建設が行った「走行中ワイヤレス給電」の実証実験=福島県田村市(同社提供)
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国内最大の自動車ショー「ジャパンモビリティショー」が11月9日に閉幕した。世界的に電気自動車(EV)の販売が鈍化していることを映してか、2023年の前回に比べ革新技術を搭載したEVの出展が目立たなかった印象がある。そうした中でも、今後のEVの普及に大きな役割を果たす可能性がある次世代技術が紹介されていた。「走行中ワイヤレス給電」である。
ワイヤレス給電は、充電ケーブルを接続することなく、電磁誘導や電磁波を用いて空間を介し電気を送る技術だ。スマートフォンなど電子機器では実用化が進む。これを使って、走行するEVに路上から電気を送ろうというのが走行中ワイヤレス給電だ。
筆者:高橋俊一(産経新聞)
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2025年11月9日付産経新聞【日曜経済講座】より
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