ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領と握手を交わされる天皇陛下＝12月19日、皇居・御所（宮内庁提供）
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天皇陛下は12月19日、ウズベキスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン各国の大統領と皇居・御所でそれぞれ会見された。宮内庁によると、今年開催された2025年大阪・関西万博に参加したキルギスのジャパロフ大統領に、陛下は「日本人にとってキルギスを知る良い機会になりました」と伝えられた。
天皇、皇后両陛下と長女の敬宮（としのみや）愛子さまは19日、東京都渋谷区の新国立劇場を訪れ、バレエ公演「くるみ割り人形」を鑑賞された。関係者によると、陛下は「とてもカラフルで楽しい作品になりましたね」と伝えられた。愛子さまは「ソリはどういう風に動かしているのですか」「どのような動きが一番難しいですか」と質問されたという。
天皇ご一家は21日、千代田区の昭和館をご訪問。先の大戦を記録した展示では、空襲を受けた都内の写真などをご覧になった。出征で戦時色が濃くなった当時の写真を前に、陛下は「これは千人針ですね」などと熱心に質問され、皇后さまも「貴重な資料ですよね」と見入られていた。その後、記憶を語り継ぐ「語り部」らとの懇談の場が設けられ、ご一家は交流を深められた。
陛下は24日、高市早苗首相や閣僚らを宮殿「連翠（れんすい）」に招き、午餐（ごさん＝昼食会）を催された。秋篠宮さまも陪席された。
昼食会に先立ち、高市首相があいさつしたのに対し、陛下は「皆さんが日々、国務に尽力されていることを誠にご苦労に思います」とねぎらわれた。その後、席について和やかに歓談された。
大正天皇の命日である25日、皇居・宮中三殿で「大正天皇例祭の儀」が営まれ、陛下と秋篠宮ご夫妻が拝礼された。愛子さまをはじめとする皇族方も参列された。
八王子市の大正天皇陵「多摩陵（たまのみささぎ）」では同日、「大正天皇山陵例祭の儀」が営まれ、高円宮妃久子さまと長女の承子さまが臨まれた。
秋篠宮さまは19日、江東区の日本科学未来館を訪れ、中高生を対象とした「第69回日本学生科学賞」の中央表彰式にご臨席。秋篠宮さまは受賞者に拍手を送り、式典後に懇談された。
上皇さまは23日、92歳の誕生日を迎え、上皇后さまとともに赤坂御用地にあるお住まいの仙洞（せんとう）御所（東京都港区）で祝賀行事に臨まれた。天皇ご一家、秋篠宮ご一家をはじめとする皇室の方々もお祝いのあいさつのため、仙洞御所に足を運ばれた。
三笠宮家の彬子さまは20日、44歳の誕生日を迎えられた。彬子さまは23日、江東区で開催中の特別展「ACN ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」をご覧になった。同展では、紀元前13世紀に活躍し「史上最強のファラオ（王）」と敬愛を集めるラムセス2世などに関する品々を展示。彬子さまは中近東文化センターの総裁を務め、10月31日～11月5日にはエジプトを非公式訪問されている。
日本サッカー協会の名誉総裁を務める高円宮妃久子さまは21日、静岡県を訪れ、「第39回全国少年少女草サッカー大会」に臨席された。
承子さまは21日、「高円宮杯 JFA U－18サッカープレミアリーグ 2025 ファイナル」に臨席のため、埼玉スタジアム2002（さいたま市）を訪問された。
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2025年12月26日産経ニュース【皇室ウイークリー(929)】を転載しています
【皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。
また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。
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