JAPAN Forwardが新年への願いを込めて世界に発信している、書家の金澤翔子さんが選ぶ恒例の「新年の一字」は「笑」。悲しいときも、苦しいときも、どんな時にも、笑顔が絶えず、福を呼び寄せる一年になりますように!
Shoko2026

(©JAPAN Forward by Shaun Fernando, Inside photo ©Sankei by Koki Uemura)

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JAPAN Forwardが新年への願いを込めて世界に発信している恒例の「新年の一字」は「笑」と決まった。選んだのは、ダウン症の人気書家、金澤翔子さん(40)と母親の泰子さん(82)。

「新年の一字」を揮毫する金澤翔子さん(植村光貴撮影)

翔子さんは自ら揮毫した「笑」の前で、「皆さん、笑って笑って笑って笑って笑って…思いきり笑ってください」と満面の笑顔で力強く語った。

文字が紙の外に…

母親から譲り受けた黒い着物に身を包んだ翔子さんはしばし祈りをささげた後、大筆をとり、白い和紙に墨で一気に「笑」の一字を書き上げた。文字が紙の外に飛び出してきそうな勢いだ。目が輝く翔子さんの笑顔のようにも見える作品になった。

今年の漢字「笑」を披露する金澤翔子さん(植村光貴撮影)

揮毫を終えた翔子さんは、作品を前に「心を込めて書きました。皆さんに元気になってもらいたいです。翔子パワーをあげたいです。ぜひ喫茶店に来てください」と述べた。

カフェで楽しく働く

翔子さんがいま力を入れているのが、自ら接客するカフェ、アトリエ翔子喫茶。東京都大田区久が原の商店街、ライラック通り久が原にある。「共に生きる」と翔子さんが揮毫した大きな看板が目印だ。1階が喫茶店、2階が翔子さんの作品を展示してある画廊となっている。

翔子さんは、イベントがない日はほとんどお店に出て楽しく働いているという。

「光」の一字から始まった「新年の一字」も今年で9年目。その後、「祈」「和」「勝」「飛」「愛」「翔」「輝」と続いてきた。

2025年の新年の一字「輝」(植村光貴撮影)

今年は、笑う門には福来る。悲しいときも、苦しいときも、どんな時にも、笑顔が絶えず、福を呼び寄せる一年になりますように!

(植村光貴撮影)

(JAPAN Forward編集部)

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