国会議事堂。左側が衆院=東京・永田町
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Shoko Kanazawa Dedicates 'Smile' as New Year Kanji for 2026
(2026年の「新年の一字」は「笑」 金澤翔子さん揮毫)
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何という新年の幕開けだろう。米国のトランプ政権が反米国家ベネズエラを奇襲攻撃し、実力で同国のマドゥロ大統領の身柄を拘束した。一方、日本史上初の女性総理となった高市早苗首相は、就任からわずか3カ月で衆議院を解散する決断を下した。
高市首相は昨年10月の就任以来、経済対策に注力し早期解散には否定的な姿勢だった。それが「不意打ち解散」とも呼ばれる決断に転じたのは、中国による対日輸出管理強化といった威圧が今後も弱まることはなく、逆にエスカレートしてくると判断したからではないか。
世界には、国際法と人権を無視した中露などの国々が台頭し、世界各地で紛争と対立、弾圧の闇が覆っている。そんな世界と対峙するには、日本に強く安定した政権基盤が欠かせない。民主国家では、独裁や強権国家とは異なり、それは公正な選挙によってのみ与えられる。内閣支持率が高い今、自民党の衆院議席を大きく増やし、単独過半数(233議席)を狙うことができると判断したのだろう。
この衆院選で高市政権が勝利することができるか否かで、日本の未来は大きく左右されると言っても過言ではない。仮に、台湾有事が将来起これば、それは高市首相が国会で語った日本有事となり、間違いなく日本は国の形を変えていくだろう。
日本はそれでも前進し、自由で強く豊かな国を目指していけるのか―。
英語と日本語のバイリンガル・ニュース・オピニオンサイト、JAPAN Forward(JF)は、衆院選の結果がどのように日本の形を変えていくのか、またその行方について世界に伝えていきたい。
JFで最近注目された記事は、日本の核武装論だ。米シカゴ大学の国際政治学者、ジョン・ミアシャイマー教授は昨年12月、11年ぶりに来日し、東京で講演。その中で、「理想的な世界では、日本は核兵器を保有しているはずだ」と述べた。

さらに、米国が決定的な瞬間に躊躇すれば、日本が独自の核抑止力を獲得する「極めて強い動機」を抱くことになるだろうとも予測した。
広島と長崎に原爆を投下され世界唯一の被爆国となった日本では戦後、核武装について語ることはタブーだった。だが、教授が言及するような大きな変化が訪れるとすれば、日本を取り巻く国際情勢は戦争状況になっているということだ。同記事は英語と日本語で読むことができる。
この記事を執筆したJFの吉田賢司記者は、中国が大きな揺さぶりをかけている沖縄に飛んだ。台湾有事が起きるということは、沖縄が最前線になるということである。専門家や住民たちはそのリスクをどうとらえているのか―。吉田記者は現地でさまざまな立場の人たちの生の声を聞いた。

明らかになったのは、不安定なバランスで成り立っている沖縄の現状だった。JFはこの沖縄ルポの記事を世界に発信した。同記事は先週、最も読まれた記事の一つとなった。
最後に、JFが毎年恒例で実施している「新年の一字」を紹介しよう。「笑」である。ダウン症の人気書家、金澤翔子さんが揮毫した。上の英文(日本語訳)は、同記事の見出しだ。笑う門には福来たるといわれている。新年早々、世界中でとても笑えない状況となっているが、だからこそ笑顔で福を呼び込んでいこう。
希望に満ちた勝利の一年となりますように!

筆者:内藤泰朗(JAPAN Forward編集長)
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2026年1月19日付産経新聞【JAPAN Forward 日本を発信】を転載しています
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