韓国空軍の「ブラックイーグルス」(手前)と空自「ブルーインパルス」の邂逅は異例だ=1月28日、那覇市(大竹直樹撮影)
This post is also available in: English
韓国空軍の曲技飛行隊「ブラックイーグルス」が1月28日、給油のため航空自衛隊那覇基地(那覇市)に初めて着陸した。空自による韓国空軍への給油支援は初めて。空自「ブルーインパルス」の練習機やF15戦闘機との邂逅(かいこう)も異例だ。
ブラックイーグルスの9機は午前10時ごろから順次、那覇基地の上空に姿を現した。サウジアラビアで開催される国際防衛装備品の展示会に向かうため途上の那覇基地に寄港。空自による給油支援のあと、両部隊のパイロットらが交流し、記念撮影も行われた。

日韓の防衛協力をめぐっては昨年11月、ブラックイーグルスが中東へ向かう途上、那覇基地での給油支援が計画されたが、対象機の竹島飛行が判明し、日本が受け入れを中止した経緯がある。

その後、海上自衛隊と韓国海軍の共同訓練や自衛隊主催の音楽祭りへの韓国軍参加が韓国側の申し出で見送られたが、今月13日の高市早苗首相と韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領との会談では安全保障協力を深める方針を確認していた。

宮崎政久防衛副大臣は「わが国を取り巻く安全保障の環境が一層厳しくなる中、日韓の防衛協力は大変重要だ。ブラックイーグルスの初めての寄港は、たいへん象徴的な意味がある」と語った。
韓国空軍のブラックイーグルス戦隊司令、ノ・ナムソン大佐は「この出会いが両国間の相互理解と信頼をさらに深める貴重な機会となり、今後も防衛協力がさらに発展していくことを願う」と話した。
筆者:大竹直樹(産経新聞)
This post is also available in: English

