海外で好評な水産加工分野の「メード・イン・ジャパン」は外国人労働者に支えられる。農林水産省の統計によると、水産加工に携わる従業員の13%を占め、水産業で知られる静岡県焼津市では19%に上る。
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繁忙期でネギの出荷作業を急ぐインドネシア人の技能実習生=山形県天童市(菊池昭光撮影)

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水産業で知られる静岡県焼津市の作業場で、作業着姿の従業員が冷凍カツオの頭と尾を電動ノコギリで切り落とした。身の部分を顧客の注文に応じて整形する工程に立つベトナム人のレー・スアン・グアンさん(28)は、高速で刃が回転する機械で手際よく皮などを削り取った。

同市の水産加工会社「山福水産」は、水揚げ後、船上で冷凍して出荷する「ワンフローズン」を熟練の手作業で実現し、カツオやマグロの一部はすしネタ用などとして欧米に輸出している。加工を担当する従業員のほぼ半数にあたる14人はベトナム人を中心とした外国人だ。

飲み込みの早いグアンさんは令和7年、外国人初の現場リーダーに抜擢(ばってき)された。平成30年に技能実習生として来日し、5年後には即戦力となる在留資格「特定技能」を取得。「日本で結婚して永住したい」と語る。

昔はパート・出稼ぎ

海外で好評な水産加工分野の「メード・イン・ジャパン」は外国人労働者に支えられる。農林水産省の統計(令和5年)によると、水産加工に携わる従業員12万9122人のうち13%を占める。焼津市では19%(542人)に上る。

冷凍カツオを手際よく加工するレー・スアン・グアンさん(左から2人目)ら=静岡県焼津市(青山博美撮影)

「昔は主婦のパートや出稼ぎ労働者が主力だったがほとんどいなくなった。代わりに支えているのが外国人だ」

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筆者:青山博美、菊池昭光(産経新聞)

2026年1月1日付産経新聞【日本を守れるか】より

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