中国が国際的に日本を孤立させようとするなか、日本は国際連携を重層的に積み上げて、そうした戦略が効果がないことを示す必要がある。
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北京の博物館で展示されたレアアースを含んだ鉱石(共同)

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国際秩序が大きく揺らぐ中、「ミドルパワー(中堅国)の連携」を提唱するカナダのカーニー首相が訪日した。英、仏、伊などこれほど多くの各国首脳が相次いで日本を訪れ、関係を一段格上げしているのは稀(まれ)なことだ。

中国が国際的に日本を孤立させようとしているだけに、さまざまな国際連携を重層的に積み上げて、そうした戦略が効果がないことを示す必要がある。

アジア経済安保の協力構想

先月の高市早苗政権の施政方針演説では「開かれたインド太平洋(FOIP)」を戦略的に進化させるとしている。いわばFOIP2・0だ。2016年に安倍晋三元首相によってFOIPが提唱されたが、地政学的な環境は激変した。ではどう進化させるべきか。

第1に米国には戦略産業において日本が「不可欠」な存在として経済安保に貢献すべきことは前稿で指摘した。第2にアジア各国には重要産業での「自律性」向上のために産業協力で貢献する。いずれも「不可欠性」「自律性」という経済安保がカギになる。

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筆者:細川昌彦(内閣官房参与、明星大学教授)

2026年3月12日付産経新聞【正論】より

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