24歳の誕生日を迎えるにあたり写真撮影に臨まれる天皇、皇后両陛下の長女、敬宮愛子さま=11月7日、御所(宮内庁提供)
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天皇陛下は12月1日、皇居・宮中三殿で、国民の安寧を祈る祭祀(さいし)である「旬祭」に臨まれた。同日、陛下は長女の敬宮(としのみや)愛子さまの24歳のお誕生日に当たり、皇居・御所で愛子さまとともに宮内庁長官や次長、侍従長ら側近部局の職員から祝賀を受けられた。
陛下は3日、皇居・宮殿「春秋の間」で、文部科学大臣の表彰を受けた教育者らと面会された。
愛子さまは1日、上皇ご夫妻に誕生日のあいさつをするため、東京・元赤坂の赤坂御用地にある仙洞(せんとう)御所をご訪問。初の海外公式訪問となった11月のラオス訪問についても報告された。

3日にはラオス訪問の終了を報告するため、東京都八王子市にある昭和天皇の武蔵野陵(むさしののみささぎ)と香淳皇后の武蔵野東陵(むさしののひがしのみささぎ)を参拝された。

秋篠宮さまは11月30日、60歳の誕生日を迎えられた。これに先立つ記者会見で、令和7年の印象的な出来事に戦後80年の節目を挙げ記憶継承の重要性などにご言及。紛争が続く国際情勢にも触れ「市民が犠牲になり続けていることには大変心が痛みます」と平和を願われた。


60歳の誕生日を迎えるにあたり写真撮影に臨まれる秋篠宮さまと秋篠宮妃紀子さま=11月1日、東京・赤坂御用地(宮内庁提供)
名誉総裁を務めた大阪・関西万博の盛況を「大変充実した内容だった」と喜び、開会式に臨席した世界陸上や東京デフリンピックについて「日本の選手が非常に活躍している様子を嬉(うれ)しく思いました」と述べられた。
結核予防会総裁の秋篠宮妃紀子さまは28日、清瀬市で開かれた「清瀬結核サミット」にご臨席。翌29日には東京文化会館(東京都台東区)で手話を用いた舞台作品を鑑賞された。

常陸宮さまは28日、卒寿となる90歳の誕生日を迎えられた。常陸宮妃華子さまは12月1日、都内で常陸宮さまが名誉総裁を務められる日本・ベルギー協会年次総会にご臨席。3日には東京芸術劇場(豊島区)を訪れ、常陸宮さまが総裁を務められる日本肢体不自由児協会など主催の第44回「肢体不自由児・者の美術展/デジタル写真展」に臨まれた。

寬仁親王妃信子さまは11月29日、愛知県で、障害者の自立を助ける「AJU自立の家」のウェルフェアコンサートをご鑑賞。同施設は平成24年に薨去(こうきょ)した寬仁親王殿下が支援していた。信子さまは12月3日、宮内庁埼玉鴨場(埼玉県越谷市)で駐日大使らに伝統的カモ猟を紹介する行事の接待役として参加された。
三笠宮家の瑶子さまは11月30日、東京都内で開催された第57回宮様チャリティーボウリング大会に臨まれた。同大会は寬仁親王殿下が生前、名誉会長を務めていた。
高円宮妃久子さまは28日、都内のホールで、高円宮杯第77回全日本中学校英語弁論大会決勝大会にご臨席。翌29日には、長崎県でサッカー女子日本代表とカナダ代表の試合を観戦された。久子さまは日本サッカー協会の名誉総裁を務められている。
12月1~2日には和歌山県をご訪問。名誉副総裁を務める日本赤十字社の和歌山県赤十字大会に臨まれた。3日には、東京都内で自動体外式除細動器(AED)の普及を目指す「AED推進フォーラム2025」にご臨席。AEDは、高円宮さまが平成14年に心室細動で薨去したことなどを契機に普及が進んだ。久子さまは、日本AED財団の名誉総裁を務められている。
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2025年12月5日産経ニュース【皇室ウイークリー(926)】を転載しています
【皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。
また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。
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