東京デフリンピックの水泳競技観戦後に、選手と懇談される天皇、皇后両陛下と長女の敬宮愛子さま＝11月25日、東京都江東区（成田隼撮影）
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天皇陛下は11月23日、皇居・宮中三殿に付随する神嘉殿（しんかでん）で、五穀豊穣（ほうじょう）に感謝し、国家国民の幸せを祈る重要祭祀（さいし）「新嘗祭（にいなめさい）」に臨まれた。秋篠宮さまもご拝礼。秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまも今回初めて臨まれた。
天皇、皇后両陛下と長女の敬宮（としのみや）愛子さまは25日、東京アクアティクスセンター（東京都江東区）を訪問し、東京デフリンピックの水泳競技をご観戦。表彰式では手話で盛んに拍手を送られた。ご一家は日本選手らとの懇談でも手話で「おめでとう」と伝えるなど、交流を深められた。
デフリンピックでは皇族方も熱戦をご覧に。東京都内では同日、秋篠宮妃紀子さまがバレーボール競技、秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまはテニス競技を観戦された。三笠宮家の彬子さまは静岡県で自転車競技、高円宮妃久子さまは福島県でサッカー競技をそれぞれご観戦。翌26日には、佳子さまが閉会式に臨まれた。
陛下は27日、皇居・宮殿「連翠（れんすい）」で、最高裁長官らを招いた午餐（ごさん＝昼食会）を催された。秋篠宮さまが陪席された。
愛子さまは22日、初の海外公式訪問となったラオスから帰国された。27日には、東京都内のホールを訪れ、先の大戦の激戦地、パラオ・ペリリュー島の戦いを題材にしたアニメーション映画「ペリリュー ―楽園のゲルニカ―」のチャリティー上映会にご臨席。上映後、愛子さまは関係者に「戦争がどういうものであったか、人々の心の中に長く残る作品になれば」と伝えられたという。
秋篠宮さまは26日、都内で開催された大日本水産会主催の令和7年度水産功績者表彰式に臨まれた。
紀子さまと長男の悠仁さまは22日、伊豆大島（東京都大島町）を訪問し、平成25年の台風26号による土砂災害の慰霊碑に供花された。紀子さまは語り部の島民に「大変な災害でしたね。お体を大切にされてください」と寄り添われた。悠仁さまも「島民同士のつながりに感銘を受けました」と述べられた。
翌23日にはデフリンピックのオリエンテーリング競技を観戦された。手話に堪能な紀子さまは、日本代表や各国・地域の選手や関係者とにこやかにご交流。悠仁さまとともに手話で拍手し、「メダルをつかみ取れ」などと激励のサインを送られた。
日本赤十字社の名誉副総裁である寬仁親王妃信子さまは25～26日、福岡県を訪問し、日赤の活動支援を行う福岡県日赤紺綬会の創立65周年記念総会に臨まれた。
彬子さまは26日、千葉県市川市の宮内庁新浜（しんはま）鴨場で、駐日大使らに伝統的カモ猟を紹介する恒例行事の接待役として参加された。妹の瑶子さまは21～23日、全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズ鈴鹿大会観戦のため、三重県を訪問された。
日本サッカー協会の名誉総裁を務める久子さまは22日、帝国ホテル（東京都千代田区）を訪れ、サッカー元日本代表の釜本邦茂さんのお別れの会に臨まれた。その後、国立競技場（新宿区）で行われたサッカー天皇杯決勝を観戦された。
26、27日には東京都内のホールで、高円宮杯第77回全日本中学校英語弁論大会決勝予選に臨まれた。
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2025年11月28日産経ニュース【皇室ウイークリー(925)】を転載しています
【皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。
また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。
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