「講書始の儀」で講義を受けられる天皇、皇后両陛下と長女の敬宮愛子さま=1月9日、皇居・宮殿「松の間」
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天皇、皇后両陛下は1月9日、皇居・宮殿「松の間」で、学界の第一人者から講義を受ける年始恒例の「講書始の儀」に臨まれた。秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方もご陪席。ご夫妻の長男、悠仁さまも初めて参列された。

14日には「明」をお題にした「歌会始の儀」が松の間で催された。両陛下と皇族方が並ばれ、悠仁さまも初めて参列された。両陛下と皇族方が詠まれた歌のほか、一般応募の1万4600首(選考対象)の中から入選した10人の歌が朗詠された。

天皇陛下は、御製(ぎょせい)で《天空にかがやく明星眺めつつ新たなる年の平安祈る》と詠まれた。毎年元日の夜明け前に行われる「歳旦祭(さいたんさい)」に臨む際に見た美しい金星の情景と、歳旦祭で国家や国民の平安を祈った思いを振り返られた。
皇后さまは、昨年に開催された東京デフリンピックの出場選手との交流をご回顧。障害の有無にかかわらず協力し合える社会への願いを込めて、《メダル掛け笑顔明るき選手らに手話で伝へる祝ひのことば》と詠まれた。

皇族の代表として歌が披講された両陛下の長女の敬宮(としのみや)愛子さまは《日本語を学ぶラオスの子どもらの明るき声は教室に満つ》とご詠進。昨年のラオスへの公式訪問で、現地の学生が日本語や日本文化を学ぶ様子を思い返された。
悠仁さまは《薄明かり黄昏とんぼは橋のうへ青くつきりと俊敏に飛ぶ》と詠まれた。夏の夕暮れ時に赤坂御用地(東京都港区)で研究対象として関心を持つトンボを間近に見た喜びを込められた。

両陛下は儀式後、入選者らとご懇談。陛下は、東日本大震災での被災経験を詠んだ青森県の会社役員の男性に「停電はどのくらい続いたんですか」と問いかけられた。

皇后さまは、オンライン授業でチョークを使わなくなった現代の授業風景を詠んだ茨城県の高校非常勤講師の女性に、「チョークの粉で大変な思いをされたということをお聞きしています」と伝えられたという。
秋篠宮ご夫妻は同日午後、東京都内のホールで、「第66回交通安全国民運動中央大会」にご臨席。秋篠宮さまはお言葉で、「一人ひとりが、生命の尊さと、ひとたび交通事故が起こったときの重大性を深く心にとどめ、運転者が自覚を持ち、歩行者も交通事故に遭わないように気をつけることが大切です」と述べられた。
寬仁親王妃信子さまは11日、講道館新館(文京区)を訪れ、講道館鏡開式に臨席された。
三笠宮家の彬子さまは10日、都内のホテルで開催された「第40回民族衣裳文化功労者表彰式」に臨み、講演をされた。彬子さまの祖母の三笠宮妃百合子さまは昭和54年から平成22年まで、表彰式を主催する「民族衣裳文化普及協会」の名誉総裁を務めた。
日本ラグビーフットボール協会の名誉総裁を務める彬子さまは11日、国立競技場(新宿区)で、「第62回全国大学ラグビーフットボール選手権大会」の決勝戦を観戦された。
日本サッカー協会の名誉総裁を務める高円宮妃久子さまは12日、国立競技場を訪問し、「第104回全国高等学校サッカー選手権大会」の決勝戦をご覧になった。
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2026年1月16日産経ニュース【皇室ウイークリー(931)】を転載しています
【皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。
また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。
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