春節を祝うイベントで、パンダの着ぐるみと記念撮影する観光客ら=2月13日、上野恩賜公園噴水広場(東京都台東区)
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中国で春節(旧正月)の大型連休が2月15日、始まった。高市早苗首相の台湾有事を巡る国会答弁に反発した中国政府の訪日自粛要請により中国人訪日客は減ってはいるものの、個人客の日本人気は根強い。観光業界では、中国以外の国・地域からの訪日客を迎える態勢を整えて影響を抑える動きが進んでいる。
パンダ不在でも
1月に双子のパンダが中国に返還された上野動物園(東京都台東区)。隣接する広場で13~15日、春節を祝うイベントが開かれた。会場には手軽な中国料理の屋台が並ぶ。パンダのぬいぐるみや写真集も販売され、観光客が列を作っていた。
中国国営中央テレビの関連企業、中国電視(東京都渋谷区)が地元の商店会に呼びかけて行われ、今年で4回目。中国電視の劉斌社長(57)は「日中関係は悪くなりパンダもいなくなったが、日本にいる普通の(中国系)市民は友好を継続したいと思っている」と話す。春節の催事は中華街がある横浜、神戸や一部百貨店でも開催されている。
昨年12月は45%減
変わらぬ友好ムードの陰で、足元の中国人訪日客数は減少している。政府観光局によると、昨年12月の中国人訪日客数は前年同月比約45%減の約33万人。年明けも同様の傾向が続く。
筆者:織田淳嗣(産経新聞)
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