尖閣諸島周辺で、領海に侵入した中国海警局船からヘリコプター1機が飛び立ち領空を侵犯し、航空自衛隊のF15戦闘機が緊急発進した。領空侵犯がはらむ危うさに気付き、態勢強化を図らなければ国を守り抜くことは難しい。

Editorial Board, The Sankei Shimbun
川崎市の20歳の女性が昨年、行方不明となり、元交際相手の自宅で遺体となって見つかるまで、4カ月以上を要した。被害者は何度もストーカー被害を警察に訴えていた。繰り返される悲劇はどうすれば止められるのか。
石破茂首相がベトナムとフィリピンを訪れ、首脳会談を行った。訪問は東南アジア諸国への関与を強める中国を牽制る狙い。
5月5日はこどもの日。知らないことに気付き、もっと知ろうと思い、行動することが大切です。可能性は無限大です。
赤沢亮正経済再生担当相がベセント米財務長官らと2回目の関税交渉を行った。双方は貿易拡大や非関税障壁、経済安全保障などで議論を進め、5月中旬以降、集中的に閣僚交渉を行うことなどで一致した。
日本国憲法が施行されて78年。憲法第9条の欠陥を自衛隊と日米安全保障体制が補ってきた。いつまで9条の欠陥、限界から目をそらすつもりか。
4月29日、昭和天皇の誕生日にちなむ祝日「昭和の日」を迎えた。内外情勢が厳しい今、激動の時代だった昭和を振り返る意義は大きい。
ロシアが、北方領土周辺でも軍事行動を活発化させている。ロシアは4月、北海道東方海域で月内の各国船舶の「無害通航権」停止の航行警報を発出、ほぼ同じ海域で射撃訓練を行うと通告した。
G20財務相・中央銀行総裁会議出席のため訪米した加藤勝信財務相が、G20閉幕後にベセント米財務長官と会談し、日米関税交渉のテーマの一つである為替政策について協議した。
生成AIで作成した猥褻な画像をインターネット上で販売していた男女4人を、警視庁が猥褻図画頒布の容疑で逮捕した。生成AIによる猥褻なフェイク画像の氾濫は以前から懸念されていたが、警察が摘発したのは初めて。
ロシアのウクライナ侵略をめぐり、停戦交渉を主導するトランプ米政権が双方に和平案を提示した。ロシアが一方的に併合したクリミア半島の領有を米国が承認し、東・南部の占領地域の実効支配を認める内容という。国際法違反の侵略戦争を許すに等しく、看過できない。
iPS細胞を利用して患者を治療する再生医療の実用化が目前に迫ってきた。日本が世界をリードすべく、国は実用化に向けた支援や産業育成を強化してもらいたい。