This post is also available in: English
三菱電機の漆間啓社長は11月26日までに報道各社のインタビューに応じ、電力制御に用いるパワー半導体の国内勢による業界再編について「積極的に考えたい」と前向きな姿勢を示した。世界シェアトップの独インフィニオン・テクノロジーズを念頭に、漆間氏は「日本メーカーが個別で投資していると段々負けると思う」と述べ、国内勢同士の連携を訴えた。
後塵を拝する国内勢
英調査会社オムディアによると、2023年のパワー半導体の世界シェアは、欧米勢が1~3位を占めており、国内勢は三菱電機4位、富士電機5位、ローム8位、東芝9位と後塵を拝している。
漆間氏は「(国内勢が)世界に勝つにはどうすればいいのか、お互いの利害を棚上げした上で議論しながら、最終目的に向かって、連携するのが非常に重要」との考えを示した。
筆者:黄金崎元(産経新聞)
This post is also available in: English