日枝氏が自宅で転倒し骨折、入院　フジ親会社の経営諮問委員辞任

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フジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングス（FMH）は2月27日、定例の取締役会を開き、終了後に取材に応じたFMHの金光修社長は、日枝久取締役相談役が、経営陣の選任などで取締役会に助言や提言を行う経営諮問委員会の委員を同日付で辞任したと発表した。

金光社長によると、日枝氏は自宅で転倒して腰椎を圧迫骨折し、入院中のため取締役会は欠席したという。

フジの清水賢治社長も取材に応じ、元タレントの中居正広さんと女性とのトラブルを発端とした問題について、「会社として適切な対応を取ることができなかった」と改めて謝罪した。

フジの取締役会では、6日に発足した「再生・改革プロジェクト本部」が進める再発防止・風土改革案の途中経過が報告された。既に着手した施策として、すべての社員と役員が会食・会合に参加するにあたって順守すべきガイドラインを設けたことや、コンプライアンス（法令順守）体制の実効性強化などを進めていることを発表した。

清水社長はCM差し替えが相次ぐ現状について、2月の放送収入が前年比で90％減少したことを明らかにし、4月以降について「影響は把握できていない」とした。

この問題では、第三者委員会が3月末に報告書をまとめることを目標に調査を行っている。

（産経新聞）

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