「淡路人形浄瑠璃」をインバウンドに楽しんでもらおうと、南あわじ市の淡路人形座が古事記を題材にした新作人形浄瑠璃『くにうみ』を制作した。デジタル技術をふんだんに取り入れた意欲作で、初めて英語字幕も用意した。
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新作「くにうみ」の一場面=南あわじ市の淡路人形座

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国重要文化財「淡路人形浄瑠璃」を訪日観光客(インバウンド)に楽しんでもらおうと、淡路人形座(南あわじ市)が古事記を題材にした新作人形浄瑠璃『くにうみ』を制作した。初めて背景にCGを採用するなど、デジタル技術をふんだんに取り入れた意欲作。作品鑑賞に体験などを組み合わせた特別ツアープランも売り出した。

淡路人形浄瑠璃は、室町時代末期に淡路島へ伝えられた人形芝居から発展した伝統芸能。淡路人形座は現在も活動する島内唯一の人形座で、同市の専用劇場を拠点に古典だけでなく新作も手掛けている。

「くにうみ」の一場面。CGで背景に日本列島が浮かぶ=南あわじ市の淡路人形座

観光庁の「地方創生プレミアムインバウンドツアー集中展開事業」に採択されたことを受け、初めてインバウンド向けの演目として『くにうみ』を制作した。イザナギとイザナミの男女2神による「国生み伝承」のストーリーで、人気演目『戎舞(えびすまい)』に登場する「えびすさま」にもつながりを持たせた展開とした。

三味線の演奏と太夫の語りに加え、最新のデジタル技術によるCGや音響、照明などで人形の動きを見せる内容。初めて英語字幕も用意した。「外国人客はもちろん、地元の人たちにも淡路島の魅力を再発見してもらえる作品に仕上がった」と淡路人形座。

「くにうみ」の一場面。手前には英語字幕が流れる=南あわじ市の淡路人形座

運営する「うずのくに南あわじ」は、同作品の鑑賞を核にバックステージツアーや三味線・太夫・人形遣いの体験、座員との交流会などを組み合わせた3コースの特別プランを設定。価格は2人で24万~40万円、1日当たり12人まで。問い合わせは同社(0799-52-0260)。

(産経新聞)

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