インバウンドが過去最多を更新するなか、羽田空港で不法入国を水際で阻止しているのが、東京出入国在留管理局だ。東京入管の現場に足を踏み入れ、入国審査官や入国警備官といった職員たちが治安を守る最前線の姿をリポートする。
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東京出入国在留管理局の羽田空港支局が入る羽田空港CIQ棟=東京都大田区

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外国人政策に国民的な関心が集まっている。インバウンド(訪日客)が過去最多を更新するなか、羽田空港(東京都大田区)で不法入国を水際で阻止しているのが、東京出入国在留管理局だ。東京入管の現場に足を踏み入れ、入国審査官や入国警備官といった職員たちが治安を守る最前線の姿をリポートする。

技術が進化しても最終チェックは「人の目」で

足を運んだのは、羽田空港の第3旅客ターミナルビル。国際線専用の第3ビルは「CIQ棟」と呼ばれる建物と渡り廊下で結ばれている。CIQは税関(Customs)と出入国管理(Immigration)、検疫(Quarantine)の頭文字を取った名称で、財務省の税関支署と東京入管羽田空港支局、厚生労働省の検疫所支所が同居している。

今回の取材は、保安上の理由やプライバシー保護のため録音・録画、撮影は禁止。職員の案内で、ターミナルビル3階の「出発ロビー」の入国審査場に向かった。

フロアを行き交うのは、入国する外国人や帰国した日本人たち。設置された指紋認証ゲートは平成22年、顔認証ゲートは29年の導入だ。技術を駆使することで審査のスピードを上げ、スムーズに入国できるようになっている。

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筆者:大島真生(産経新聞)

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