韓国の尹錫悦大統領が「非常戒厳」を宣布して約50日、尹氏は韓国史上初めて現職大統領のまま逮捕され独房に入った。
A4ORL25MAFMATGQ2J5SOCDRAEA

韓国の尹錫悦大統領への拘束令状執行のため、大統領公邸の門の前に集まった公捜処と警察の職員=1月15日、ソウル(ロイター)

This post is also available in: English

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が「非常戒厳」を宣布して約50日、尹氏は韓国史上初めて現職大統領のまま逮捕され独房に入った。容疑は戒厳令を巡る内乱と職権乱用だが、尹氏は取り調べをかたくなに拒否している。その尹氏と与党「国民の力」の支持率が急上昇している。背景には、韓国社会が弾劾政局での司法の公正性に強い不信感を持ち、司法の背後にいる野党「共に民主党」が、混乱に乗じて独善的な政治を繰り広げていることへの怒りと不満があるとみられる。弾劾を巡る大乱の深部で何が起きているのか。

文在寅前政権の「ゲシュタポ」

尹氏は現在、憲法裁判所に出廷して弁論に立ち、大統領罷免の可否を決する法廷闘争に乗り出した。しかし、捜査機関の取り調べは拒否する姿勢を貫いている。

この記事の続きを産経ニュースで読む

筆者:久保田るり子

2025年1月25日付産経新聞【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】より

This post is also available in: English

コメントを残す