安倍晋三元首相の妻、昭恵さんが米国のトランプ次期大統領と会い、夕食をともにしたことで、日米関係の懸案が一つ解消された。
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安倍晋三元首相の妻、昭恵さんが12月15日(日本時間16日)、米国のトランプ次期大統領と会い、夕食をともにしたことで、日米関係の懸案が一つ解消された。それまで石破茂首相の会談要請について理由を付けて断っていたトランプ氏が、首相との来年1月20日の就任前の会談に関し、「彼らが望めばあり得る」と態度を軟化させたのである。
昭恵さんとトランプ氏との面会については批判する向きもあったが、昭恵さんが日米首脳を何らかの形で取り持ったのは確かだろう。首相は長年、安倍氏の政敵ともいえる立ち位置にいたが、昭恵さんは11月20日に配信されたネット番組でも「日本のために頑張っていただきたい。みんなで選んだ首相なので、決まったからには、みんなで応援していかないといけないんだろうと思う」とエールを送っている。
もともと昭恵さんは物おじしない天真爛漫で人好きのする性格で、計約8年9カ月にわたって日本のファーストレディーとして積み重ねた経験もある。
筆者:阿比留瑠比(産経新聞)
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2024年12月19日付産経新聞【阿比留瑠比の極言御免】より
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