岸田文雄前首相が退陣を表明して1年となった。混乱が続く自民党では、石破茂首相が退陣した後の次期総裁選も見据え、キングメーカーとして動こうとしている。
Fumio Kishida entering Kantei by Ataru Haruna rs

首相官邸に入る岸田文雄氏=2024年8月28日午前(春名中撮影)

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自民党の岸田文雄前首相が退陣を表明して8月14日で1年となった。自民派閥の政治資金パーティー収入不記載事件の責任をとる形で3年に及ぶ政権に幕を下ろし、石破茂首相に後を託した。だが、石破首相は2度の国政選挙で大敗しながら続投に執着し、自民の混乱が続く。岸田氏は首相が退陣した後の次期総裁選も見据え、キングメーカーとして動こうとしている。

石破首相との距離広がる

「秋は忙しくなる」。岸田氏は8日の自民の両院議員総会後、周囲に漏らした。総会で総裁選前倒しの是非を国会議員や都道府県連に意思確認することが決まり、岸田氏は首相の退陣は避けられないとみている。

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筆者:永原慎吾(産経新聞)

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