公園で礼拝する外国籍のイスラム教徒ら。左奥のモスクに入りきれず、許可範囲を超えて公園を占有した=令和7年6月、福岡市東区(福岡モスク提供)
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公園に敷き詰められたブルーシートに約600人のイスラム教徒がひざまずき、拡声器から流れる声に合わせて祈っていた。福岡市東区の福岡モスク(礼拝所)に入りきれない人が、隣接する公園にあふれた。
東区役所によると、令和7年6月、モスクを運営する宗教法人から公園の一部100平方メートルの占用許可申請があった。区は元年と6年にも同様の申請を許可しており今回も許可した。ところが、実際には約6倍の約600平方メートルが占有された。
宗教法人の代表役員でエジプト出身のアマー・ナビールさん(65)は「当日はイスラム教の大祭で、土曜日と重なり想定を超える1千人以上が集まった。われわれのミスで、申し訳なかった」と話す。
近くに住む男性は「外国人は増えたが、公園の礼拝も特に問題は感じていない」。別の住民の男性は「まったく違う文化で、人数が増えると威圧感がある」と話した。
7年9月にはモスク前で公園での問題を抗議する街宣活動があり、白水(しろうず)隆一自治会長(72)はモスク側に再発防止を要望した。「彼らとは交流があり、問題が起きても話し合いで解決してきた」と話す。
区は「今後は許可範囲を必ず守るよう指導した」としている。イスラム教の大祭は年2回あり、次回は3月に予定されているという。
(産経新聞)
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2026年1月5日産経ニュース【「移民」と日本人の現場から②】より
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