昨年相次ぐ災害に見舞われた石川県輪島市と珠洲市で1月12日、成人式が開かれた。
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石川県珠洲市の「二十歳のつどい」会場で記念撮影する参加者=1月12日午前

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能登半島地震や昨年9月の豪雨で大きな被害を受けた石川県輪島市と珠洲市で1月12日、成人式が開かれた。能登では二十歳になる前、多くの人が進学や就職のため地元を離れる。参加者は「いつか地元に戻って活躍したい」と誓いを新たにしていた。

71人が参加した珠洲市の「二十歳のつどい」では、金沢市で料理人を目指し修業中の近江瑛太さん(20)があいさつ。「いつか珠洲で腕を振るえるよう、日々努力する」と宣言した。

石川県輪島市で行われた「二十歳の集い」で代表あいさつする大宮正晴さん(左)=1月12日午後

輪島市の式典には、129人が出席。参加者でつくる実行委員会は「HOPE」をテーマに決めた。代表の大宮正晴さん(20)は「災害に苦しむ輪島で私たちが希望の光になれるようにと思いを込めた」と説明。大宮さんは高校卒業後に就職で県外へ出たが、故郷への思いが強くなり昨年4月、輪島市役所に就職した。「若者が住みやすい町になるようこの土地で生きていく」と語った。

(産経新聞)

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