海洋研究開発機構が南鳥島沖の海底からレアアースを含む泥の試掘に成功した。ハイテク製品などに不可欠なレアアースは中国への依存が大きく、経済安全保障上の課題となっているが、自国供給への重要な一歩を踏み出した。
海洋研究開発機構の探査船「ちきゅう」
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海洋研究開発機構が日本の排他的経済水域(EEZ)内にある南鳥島(東京都小笠原村)沖の水深約5700メートルの海底からレアアース(希土類)を含む泥の試掘に成功した。レアアースはハイテク製品などに不可欠だが、日本は事業化された鉱山がないため中国への依存が大きく、経済安全保障上の課題となっている。だが、今回の成功で、自国供給への重要な一歩を踏み出した。
大規模採掘に「確信」
南鳥島沖のレアアース泥は、内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の課題に選ばれ、海底鉱床としての事業化を目指してきた。令和9年2月に大規模な採掘の実証を計画しており、試掘はその実施の可否を判断するための重要な局面だった。
筆者:伊藤壽一郎、市野澤光(産経新聞)
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