気候変動による猛暑や豪雨などの影響で、サッカーが「危機にさらされている」―。気候科学者らが警鐘を鳴らした。

「コモンゴール」報告書のスクリーンショット
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気候変動による猛暑や豪雨などの影響で、サッカーが「危機にさらされている」―。サッカーを通じた慈善活動をする組織「コモンゴール」などがまとめた報告書で、気候科学者らがこう警鐘を鳴らした。独自の分析によると、2026年ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会の16会場のうち10会場で「安全にプレーできない」との基準に達した日があったという。
北米最後の大会に
米国、カナダ、メキシコで共催されるW杯北中米大会は26年6月11日に開幕し、決勝は7月19日。出場チーム数は従来の32から48に増え、ロサンゼルスやマイアミ、バンクーバー、メキシコ市など16会場で計104試合が行われる。報告書の目的は4年にⅠ度の世界的イベントを機に気候リスクに関心を集めることで「課題は認識を行動に変えることにある。その転換を加速させるための発信の場と責任が、サッカーにはある」とつづった。
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