東北の夏を彩る「青森ねぶた祭」が青森市で開幕し、色彩豊かな極彩色の武者人形が市の中心街を練り歩いた。

鮮やかな色彩で輝くねぶた=8月2日夜、青森市(酒井真大撮影)
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東北の夏を彩る「青森ねぶた祭」が8月2日夕、青森市で開幕し、色彩豊かな極彩色の武者人形が市の中心街を練り歩いた。


ねぶたは和紙や針金を使って作られた人形灯籠で、大型のものは台車を含めて高さ約5メートル、重さ約4トンにもなるという。青森ねぶた祭に大型のねぶたがすべて出そろうのは2年ぶり。

Joining the Celebration
午後7時、祭りのスタートを告げる号砲とともに山車が次々に動き出した。にぎやかな太鼓と軽快な笛の音色に合わせ、ハネト(跳人)と呼ばれる踊り手が「ラッセラー、ラッセラー」と声を上げながら勢いよく乱舞した。


神奈川県鎌倉市から訪れた会社員の武藤明日香さんは、「ねぶたの迫力と熱気に感動しました。来年はハネトとして参加してみたい」と笑顔で話した。「ハネト」は衣装を購入、またはレンタルすれば参加できる。

最終日の7日には、受賞ねぶたを含んだ大型ねぶた4台が青森港を海上運行。この日行われる青森花火大会とともに、祭りはフィナーレを迎える。

筆者:酒井真大(産経新聞)
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