世界20カ国・地域の人を対象に実施した日本の認知に関する調査で、観光で再訪したい国として首位となった。日本食や日本製品が動機の上位。

外国人観光客らでにぎわう浅草寺の雷門前=東京都台東区
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広告大手の電通が8月25日発表した世界20カ国・地域の人を対象に実施した日本の認知に関する調査で、観光で再訪したい国として首位となった。日本食や日本製品が動機の上位だった。地方の観光では通信環境や多言語への対応など課題が指摘された。担当者は「地方の観光資源はポテンシャルが高いが、課題解決は難しい面もある」と話した。

複数の国への海外旅行経験者に「再び観光に訪れたい国」を尋ねたところ、日本は52・7%の支持を集め、52カ国・地域のうち1位だった。2位は韓国の20・0%、米国が16・6%と続いた。動機としては円安効果よりも「日本食への関心」や「日本製品への好感」が上位となった。都道府県別では東京、北海道、大阪、京都が認知度や訪問経験、意向が高く、福島、沖縄、広島が続いた。
一方で、地方のみを訪問する割合は低かった。ただ、一度訪問した場合の満足度(96・2%)と再訪意向(93・4%)はいずれも9割を超えた。

調査は今年5~6月に実施。アジアや欧州、北米、中東などの在住者1万人以上から、インターネットで回答を得た。
(産経新聞)
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