東京都は子育て支援策として、出産時に麻酔で痛みを和らげる無痛分娩の費用を最大10万円助成する方針を明らかにした。
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東京都は1月11日、子育て支援策として、出産時に麻酔で痛みを和らげる無痛分娩の費用を10月から最大10万円助成する方針を明らかにした。都によると、自治体による助成は、群馬県下仁田町が既に実施しているが、都道府県では初となる。医療従事者への研修なども含め、計12億円を新年度予算案に盛り込む。
対象は、安全対策や人員などの要件を満たした都内の医療機関で無痛分娩をした都民。都の調査では、必要経費は平均で約12万円という。
小池百合子知事は取材に、女性職員から「あんなに痛いなら2人目は無理」と打ち明けられたことに触れた上で「高い比率で実施している国もあり、無痛分娩を選択できる社会を実現したい」と話した。
無痛分娩への助成事業創設は、小池氏が3選を決めた昨年7月の都知事選で公約に掲げていた。都が実施したアンケートでは、都内の産婦のうち6割超が無痛分娩を希望していた。
(産経新聞)
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