
バンダイのブースで展示されている「Tamagotchi Paradise」。2つの「Tamagotchi Paradise」をつなげて通信機能を楽しむことができる=8月28日午前、東京都江東区の東京ビッグサイト(成田隼撮影)
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国内最大の玩具見本市「東京おもちゃショー2025」が8月28日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。今年は革新的なアイデアやハイテク技術を駆使した玩具が登場。1兆円を超える国内玩具市場を牽引(けんいん)する大人向けの「キダルトトイ」は多様化、細分化した。クリスマス商戦を意識したキャラクター玩具も数多く展示された。
革新的なアイデアを詰め込み、人気商品も進化した。幅広い世代に人気のあるバンダイの育成型ゲーム「たまごっち」シリーズからは新製品「Tamagotchi Paradise」が登場。本体に付いたズームダイヤルを回すと表示される画像の倍率が変わり、細胞レベルから宇宙レベルまでを観察しながら「お世話遊び」ができる。

初出展のシャープは独自のAI技術を駆使して開発したコンパニオンロボット「ポケとも」を出品。ミーアキャットをモチーフにしたキャラクターロボットと、身ぶり手ぶりで感情豊かにコミュニケーションが取れる。スマートフォン用アプリ内のキャラクターとも連動し、会話の内容などをロボットと共有する。
子供心を忘れない大人「キダルト(キッズとアダルトを組み合わせた造語)」層向けの玩具は多様化。何が入っているのか分からない「クローズドパッケージ」のフィギュアはドキドキ感が魅力で、全てをそろえるために「箱買い」する大人も多い。
エポック社の「シルバニアファミリー 赤ちゃんコレクション」は特に大人の女性からの人気が爆発し、シリーズは年間100万個以上を販売する人気。タカラトミーアーツの「PERIHAPI」は箱のミシン目を「ペリ」っと開けると取り出せる、細部にまでこだわったフィギュアが大きな魅力だ。
実物大ガンダム像を細密に再現
もはや再現度も価格も大人向けなのが、開催中の大阪・関西万博で「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」に設置されている実物大ガンダム像を細密に再現したバンダイスピリッツのロボットフィギュア「EXPO2025 超合金RX-78F00/E ガンダム」。カワダのブロック玩具「nanoblock ゴジラ(2023)デラックスエディション」は映画「ゴジラ-1.0」で印象的だったゴジラの咆哮している姿を高さ25センチ、長さ40センチのボリュームで再現していて組み応えも抜群だ。

クリスマスに向けたキャラクター玩具も充実。タカラトミーの「ポケモン スマホロトムSHAKE(シェイク)」は身の回りをカメラ機能で撮影し、本体を振って画像を混ぜ合わせると森や海に変化してポケモンを探索できる。
男の子のクリスマスプレゼントの定番「仮面ライダー」のベルトも登場。最新作「仮面ライダーゼッツ」で主人公が胸に付けるバンダイの「変身ベルト DXゼッツドライバー」はベルト全体が派手に発光する。
市場規模は2年連続で1兆円超え
日本玩具協会の発表によると、2024年度の国内の玩具市場規模は(希望小売価格ベース)が前年度比7・9%増の1兆992億円。1兆円を超えるのは23年度に続き2年連続で、01年の調査開始以来、過去最高を更新している。
今回で62回目を迎える東京おもちゃショーには、海外92社を含む210社のブースで約3万5千点を展示。一般公開は8月30日、31日の2日間。入場チケットはオンライン限定の販売で、高校生以上2千円、中学生以下無料。昨年は4日間で約8万人が来場した。
(産経新聞)
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