lacrosse

世界選手権で5位止まりだった日本は、今回3位決定戦で、前半は相手と競り合いながらも、後半は得点ラッシュで見事勝ち抜いた。

 

~~

 

【香港・旺角大球場】 香港で開催されたラクロス女子U20(20歳以下)世界選手権大会の3位決定戦が24日、香港で行われ、中澤ねがい主将率いる日本代表チームがオーストラリアを14対5で下し、見事銅メダルを獲得した。

 

日本は、1995年以来4年ごとに開催される世界選手権でのメダル獲得は初めてとなる。選手権大会は前回の2019年まではU19とされていて、今回からU20に変更された。


ラクロスの国際組織主催の世界選手権大会で、年齢別を問わずに日本がメダルを獲得するのは今回が初めてとなる。過去の大会で日本は3度(2003年、2007年、2019年)の5位入りが最高成績だった。

 

lacrosse
オーストラリアとの3位決定戦2Q、中澤ねがいが日本の5点目を得点(2024年8月24日、香港・九龍の旺角大球場で、海藤秀満撮影 ©JAPAN Forward)

 

Advertisement

3位決定戦の試合展開

 

3位決定戦で日本は前半、5対3で終えた。日本は、中澤が3点目を得点して1Qを終えた。

 

日本は2Qまでに5対3でリードしたものの、オーストラリアは3Qに2得点して日本に迫った。4Qは、日本のチームワークが威力を発揮し、6点の得点ラッシュで相手を引き離して堂々の銅メダル獲得に至った。

 

3位を勝ち取り喜ぶ日本選手とスタッフ(2024年8月24日、香港・九龍の旺角大球場で、海藤秀満撮影 ©JAPAN Forward)

 

米国のイエール大学に通う北川メガンが1人で4得点を挙げた。続いて、中澤ねがいと秋山美里が3得点ずつ。人見リカ、水野文萌、木村美羽と黒川朋恵が各1点を得点した。水野は3ゴールアシストでチーム勝利に貢献した。

 

ミッドフィールドの黒川朋恵(8月24日、海藤秀満撮影 ©JAPAN Forward)

 

アタックの秋山美里(8月24日、海藤秀満撮影 ©JAPAN Forward)

 

アタックの北川メガンはキープレーヤーとなり、日本を勝利に導いた(8月24日、海藤秀満撮影 ©JAPAN Forward)

 

Advertisement

自信が成功に導いた日本のラクロス

 

「日本は自信を持って3位決定戦に臨んだ。勝利を確信していました」

 

試合前に中澤はチームの気持ちの切り替えをこう語っていた。

 

インサイドラクロスの取材に「私たちはメダル獲得を目標に練習を積んできました。今回はその絶好の機会で、チーム一丸となって銅メダル獲得に臨みました。」と中澤は答えている。

 

カナダとの準決勝戦での神谷彩乃選手(8月22日 海藤秀満撮影 ©JAPAN Forward)

 

20カ国・地域が参加した選手権大会で日本は準決勝に初めて進出した。8月21日の準々決勝ではイングランドに12対6のダブルスコアで勝利したものの、22日の準決勝ではカナダには力及ばず、17対2で敗れてしまった。

 

24日の決勝戦では米国がカナダを23対6で破り、前回に続き優勝した。

 

3位決定戦でオーストラリアを破り喜びあう日本チーム(8月24日 海藤秀満撮影 ©JAPAN Forward)

 

著者:海藤秀満

 

この記事の英文記事を読む

 

コメントを残す