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[競馬]三冠馬・コントレイル、ジャパンカップでラストラン

Tomoharu Chiba

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JAPAN Forwardでは11月28日(日)に行われる第41回ジャパンカップの出走馬のうち、コントレイルとシャハリヤールに注目。2頭について、「週刊Gallop」の記事を紹介する。

 

「週刊Gallop」は、産経新聞社が「サンケイスポーツ特別版」として発行している競馬専門の週刊誌。1993年10月に創刊され、多くの日本の競馬ファンに愛されている。

 

 

昨年の無敗の3冠馬で、今週のジャパンCでターフに別れを告げるコントレイル。近づくラストランに向け、電話越しの矢作芳人調教師の言葉にも期するものがあった。

 

「寂しさとともに、最後までしっかり終わらせたいと責任を感じているところです」

 

昨年の菊花賞で、2005年の父ディープインパクト以来15年ぶり史上3頭目の無敗のクラシック3冠制覇を達成。続くジャパンCは有終の美を飾った芝GⅠ9勝馬アーモンドアイの2着に敗れたものの、同世代のデアリングタクト(3着)を含めた3冠馬3頭のドリームマッチで存在感を示した。さらなる飛躍を期した今年だが、苦難の道が続く。初戦の大阪杯は雨中の重馬場で伸びを欠いて3着。激闘の疲れが取り切れず、予定していた宝塚記念を見送った。

 

2020年10月25日、菊花賞を制しクラシック三冠を達成したコントレイル

 

秋2戦をもって引退が発表され、迎えた前走の天皇賞。約7カ月ぶりの実戦だったが、再び2000㍍に挑戦してきた昨年の最優秀短距離馬の5冠女王グランアレグリア、皐月賞を制し、ダービー2着以来のエフフォーリアと3強を形成しつつ1番人気に支持された。ところが、ゲート内で落ち着かず、若干スタートで後手。ライバル2頭を前に見ながら中団から直線に向いたが、3頭追い比べの末に3歳の王者に1馬身差届かず、女王をクビ差とらえての2着が精いっぱいだった。レース直後のトレーナーは「ゲートの中がだんだんと悪くなっています。究極のハイレベルでは一つのミスが命取り。矯正できなかった調教師の責任です」と悔しさをにじませた。

 

2020年11月29日、第40回ジャパンカップに出走したコントレイル

 

このままでは終われない。一戦必勝を期す舞台に向けて、7日に坂路入りを再開。金曜のルーチンだった駐立の確認も日頃から時間を見つけては取り組み、プール調教で狭いところに慣らすなど、能力全開へ課題と向き合ってきた。前走の翌日から渡米し、6日のブリーダーズCでの快挙(ラヴズオンリーユーがフィリー&メアターフ、マルシュロレーヌがディスタフ優勝)を見届けて帰国後自主隔離中の指揮官も「特に指示はないです。あの馬のことは金羅(隆調教助手)がしっかりコミュニケーションを取り、よく分かっていますから」と調整過程に信頼を寄せている。

 

10月27日、トレーニングセッションでのコントレイル

 

17日のCWコースでは猛烈なデモ。金羅助手を背に、5秒以上離れた僚馬2頭に悠々と追いつき、5ハロン62秒3の自己ベストをマークした。「7カ月ぶりに走った反動を心配していましたが一切なく、体重も回復。正直、天皇賞で目いっぱいに仕上げていたから上積みは望めないと思っていたけど、動きもいいと報告を受けて、順調に来ていることが何よりです」。今回はダービー馬4頭が集うが「今年の3歳は強いと感じる部分はありますが、3冠馬はうちの馬だけ。それだけのプライドがあります」と意気込む。

 

開業16年目、今年3月に還暦を迎えたトレーナーは、1964年の3冠馬シンザンに憧れてホースマンを目指した。「3冠は非常に特別。まだ道の途中ではあるけど、手がけた馬で達成できたことはホースマンとして一つの集大成だと思っています。コントレイルと出合って3冠を取ってから、昔のことをよく思い出します。夢と希望を持つだけで何もなかったころから、よくここまで来たなと。今回のブリーダーズCも考えられないことでした。それも3冠のプレッシャーを経験できたことがつながっています」。決意を込めて言う。「それだけの馬だからこそ、種牡馬として成功させなければいけない。まずは無事に、同時に結果を求めたいと思います」。偉大な父の後継者として――。府中のターフに花道という名の航跡を描く。

 

筆者:千葉智春(週刊Gallop)

 

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週刊Gallop(2021年11月21日)の記事を転載しています

 

 

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Tomoharu Chiba is a staff writer of Gallop, a weekly magazine specializing in horse racing published by The Sankei Shimbun.

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