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2月3日の節分を前に和歌山県新宮市の世界遺産・熊野速玉大社で、柳の小枝に色とりどりの飾りを付けた縁起物の「吉兆」作りが最盛期を迎えている。20日は、みこ2人が「もち花」と呼ばれるピンクや黄、白などの小さな球の飾りや、紙製の小判、さいころなどを枝に付けて仕上げた。
吉兆は「良いことの兆し」という意味。福の神が境内の柳の木に迎えられ、この枝を節分の日に家に飾ると幸福が訪れると信仰されてきた。
大小2種類で計約千本を用意し、大は3千円、小は1800円。作業したみこの川脇鈴奈さん(25)は「今年こそ新型コロナウイルス禍の終息の良い兆しが見えるようにと心を込めて作った」と話した。
郵送も受け付けている。