藤井五冠、駒武者操り熱戦 山形・天童で「人間将棋」
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将棋の駒生産量日本一を誇る山形県天童市で17日、甲冑や着物をまとった人を「駒武者」に見立てる「人間将棋」が開かれ、藤井聡太五冠=王将・竜王・王位・叡王・棋聖=と佐々木大地六段が、熱戦を繰り広げた。新型コロナウイルス対策で開催は3年ぶり。
桜が満開の同市舞鶴山山頂にある約15メートル四方の将棋盤で対局。藤井五冠が「いざ尋常に勝負」と発し、スタートした。武者言葉で会話しながら、駒を全て動かさなければならない特別ルール。盤上でほとんど駒が動いていない中、序盤で藤井五冠が攻撃を仕掛けると「気が早いのではないか」と佐々木六段がたしなめ、会場からは笑い声が上がった。四苦八苦の末、130手で藤井五冠が制した。
同市はタイトル戦の会場となることも多い。対局後、藤井五冠は「桜も満開で天気もよく、いい経験だった。次はタイトル戦で来たい」と意気込んだ。
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