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【主張】アジア安保会議 威嚇強める中国に警戒を

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アジア安全保障会議の会場に向かう中国の魏鳳和国務委員兼国防相
=6月12日、シンガポール(ロイター)

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中国の習近平政権は、アジアや欧米の国々を威嚇するために国防相をアジア安全保障会議(シャングリラ対話)へ派遣したのか。

 

12日に閉幕したシンガポールでのシャングリラ対話は3年ぶりの対面方式だった。出席した中国の魏鳳和国務委員兼国防相が、各国の防衛担当閣僚らを前に台湾などをめぐって攻撃的な言動をとったのである。

 

魏氏は講演で、台湾について「中国の内政であり、祖国統一は必ず達成する」とし、「軍事手段も放棄しない」と述べた。

 

「台湾を(中国から)分裂させようとするなら、代価を惜しまず最後まで戦う。死に至る一本道だ」「主権と領土の一体性を守る中国軍の決意と強大な戦力を見くびってはならない」と語った。

 

アジア安全保障会議で質問に答える中国の魏鳳和国務委員兼国防相
=6月12日、シンガポール(ロイター)

 

米国のオースティン国防長官との会談では台湾問題での自制を求められ、魏氏は猛反発した。

 

ウクライナを侵略するロシアは先進7カ国(G7)や欧州諸国などから厳しい制裁を科されている。この情勢下、習政権の台湾をめぐる姿勢が注目されていた。

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魏氏の言動で分かったのは、習政権が台湾併吞(へいどん)に向け、強硬姿勢を改めるつもりはないということだ。軍事的威嚇で国際社会や台湾をひるませたいのだろう。警戒を強める必要がある。

 

中国が南シナ海で国際法を無視して人工島を軍事化していることや、今年5月に同海の公海上空で、中国軍戦闘機がオーストラリア軍哨戒機の飛行を妨害したことなどへの反省の弁もなかった。

 

「力による現状変更」の試みを中国がインド太平洋地域で行うことを阻止しなければならない。

 

シャングリラ対話で日米豪の防衛・国防相はそれぞれ、中国を念頭に「力による現状変更」を認めない意思を示した。魏氏との会談では中国への懸念を伝えた。

 

日米韓の防衛・国防相は共同声明に初めて「台湾海峡の平和と安定の重要性」を盛り込んだ。

 

魏氏は日米豪印の協力枠組み「クアッド」や、米英豪の安保の枠組み「AUKUS(オーカス)」を徒党を組んだ「小グループ」と批判した。これこそ、クアッドやオーカスなどの取り組みが中国の覇権主義的行動を抑止する上で一定の効果があることを示している。国際社会は中国の威嚇に屈することなく結束して声を上げ、行動しなければならない。

 

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2022年6月14日付産経新聞【主張】を転載しています

 

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