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エヴァンゲリオン多機能電柱 関西電力が実証実験

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「夢洲」で公開されたスマートポール。
エヴァンゲリオンにちなみデザインされた
=6月24日午前、大阪市此花区(沢野貴信撮影)

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ドローンの基地など多機能な次世代型電柱「スマートポール」を2025(令和7)年の大阪・関西万博で活用しようと、関西電力グループは24日、万博会場の夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)で実証実験を公開した。人気アニメ「エヴァンゲリオン」にちなむデザインで、万博では迷子の保護などで使うことを見込んでいる。

 

この日は、迷子探索システムを公開。探し出す女性の顔などの特徴をコンピューターに認識させると、ポールの防犯カメラで撮影した映像をもとに、人工知能(AI)が付近を歩く女性を本人と特定できた。

 

 

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実証実験は大阪府市と大阪商工会議所の支援事業として今年1月から6月にかけて実施。海沿いに立地する万博会場予定地での塩害や風害への耐性などのデータを集めてきた。ドローンの運航が風に影響されやすいなどの課題が見つかったといい、今後は関電グループの研究施設で実験や改良を重ね、万博での活用を視野を目指す。

 

ポールはまた、街路灯のほか、ドローンを充電する中継基地としての役割を持つほか、通信設備が整っていない場所でも広域を無線LAN「Wi-Fi」(ワイファイ)化する機能がある。太陽光発電でエネルギーを供給し、スマートフォンのワイヤレス充電や停電時の電源供給もできる。

 

約20メートル間隔で並ぶ3本(高さ約6メートル)には、エヴァンゲリオン作品の管理会社から承諾を得た上で、紫と緑の「夢洲初号柱」、赤の「夢洲2号柱」、黄色の「夢洲零号柱」と命名。同作中で日本全土を停電して必要なエネルギーを集める「ヤシマ作戦」が描かれるなど電力と親和性があることから、関電グループ側からコラボレーションを要請したという。

 

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関西電力研究開発室の清水慶一・副主任研究員は「視覚・聴覚障害のある人に危険を知らせる機能を加えることも想定している。万博での活用だけでなく、その先の暮らしに役立つポールにしたい」と語った。

 

筆者:井上浩平(産経新聞)

 

 

この記事の英文記事を読む

 

 

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