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川柳の役割と朝日新聞の安倍氏揶揄

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朝日新聞7月16日朝刊の「朝日川柳」
(一部画像処理しています)

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安倍晋三元首相が、あのクセの強いトランプ元米大統領と蜜月関係を築くきっかけとなったのは、2016年11月にニューヨークで行われた初会談である。安倍氏は大統領選に勝ったばかりのトランプ氏にこう切り出した。

 

「あなたはニューヨーク・タイムズ(NYT)にたたかれた。私もNYTと提携している朝日新聞にたたかれた。だが私は勝った」。トランプ氏は右手の親指を突き立てて応じた。「俺も勝った」。トランプ氏の心をつかんだ瞬間を示したエピソードである。小紙しか報じていなかったとは、毎日新聞のコラム「風知草」で知った。

 

安倍氏と朝日新聞との長年にわたる対立関係はよく知られている。たとえそうであっても…と物議を醸しているのが、16日付朝刊に掲載された「朝日川柳」だ。<疑惑あった人が国葬そんな国>。この句を含めて採用された7句全てが、安倍氏が銃撃されて死亡した事件や国葬を揶揄(やゆ)する内容だった。

 

もちろん川柳でどんな政治批判を展開しようとまったく自由である。ただ小紙のテーマ川柳の選者を務める復本一郎さんは、新聞の川柳欄の役割についてこう指摘する。「四コマ漫画と同じような刺激を与えてくれて、なぜか元気が出てくる」(『俳句と川柳』)。いくら安倍政権に批判的な読者が多いとはいえ、こんな川柳で元気が出てくるだろうか。

 

「朝日川柳」の選者の意図を測りかねていたところ、昨日の小紙の記事で合点がいった。中国政府は表向きこそ弔意を示しているものの、ネット上にあふれる安倍氏の死去を「祝う」投稿を放置したままだ。

 

中国のSNSに投稿された安倍氏死去を「祝う」人たち

 

中国のネット世論のように、朝日にとって川柳欄は、自らの口からは言い出しにくいメッセージを発信する便利な存在なのだろう。

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2022年7月20日付産経新聞【産経抄】を転載しています

 

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