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プロのテーマは「強くなる!」羽生結弦さん単独インタビュー

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フィギュアスケート男子で2014年ソチ、18年平昌五輪を2連覇し、7月にプロ転向を表明した羽生結弦さんが、プロとして新たな一歩を踏み出した。10日に仙台のアイスリンク仙台で、プロ転向後初めて練習を公開。この日は、マスコミ各社の個別取材の時間も設けられ、産経新聞の単独インタビューが実現。羽生さんはプロのテーマに「強くなる!」と掲げた。

 

単独インタビューで、プロ転向にあたってのテーマについて、色紙に「強くなる!」としたためた羽生さん。その真意を聞くと、「これからさらにどれだけ強くなれるか。表現面でも技術面でも体力面でも強くありたい」と力を込めた。

 

 

7月19日に東京都内で羽生さんがプロ転向の会見を開いてから3週間あまり。10日に行われたプロ初の公開練習で、羽生さんは平昌五輪で2連覇した際にフリーで使ったプログラム「SEIMEI」をミスなく演じることにこだわった。「あれ(平昌五輪)から成長しているっていうところを見せたかった」のだという。

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練習後の報道陣の囲み取材では「競技者」と「プロ」の違いについても言及。「(プロは)点数をつけてもらうためだけのスケートではなく、みなさんに見ていただけるようなプログラムをやっていかないといけない。競技よりさらにギアを一つ上げたような演技をしていかないといけない」と覚悟をにじませ、4回転半ジャンプについては、「プログラムの中で跳ぶ機会があったら」と意欲を示していた。

 

各社の個別取材は、羽生さんの〝厚意〟で実現した。もともとは、グループに分けて各社合同による囲み取材をする案もあったというが、羽生さんが「今まで公開練習や試合のなかで、個別のインタビューを受けることがなかなかできなかった。無理矢理でも入れたいと思った」と押し切った。インタビューは各社に5分ずつ割り当てられた。

 

個別インタビューで羽生さんは、将来的には指導者や振付師として活動したい意向があることや、ユーチューブを始めた狙いなどについても明らかにした。その内容は以下の通り。

 

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-色紙に「強くなる!」と。どんな思いを込めた?

 

「プロに転向するってことが、今までのフィギュアスケート界でいうと、いわゆる『引退』みたいなイメージがあると思うんですけど、これからさらにどれだけ強くなれるかというのが僕の中でテーマです。表現面もいろんな意味で成長していきたいって思ってますし、プラスアルファ技術面でも、やっぱり強くありたい、体力面でも強くありたいっていうのはあります」

 

「強くなる!」としたためた色紙を手に笑顔の羽生結弦さん=アイスリンク仙台(土谷創造撮影)

 

-これまでずっと重圧と戦ってきた。競技会から退いたことで、少し肩の荷が下りた感じはあるか

 

「特にないです(笑)。(2月の)北京五輪に関しては、4回転半を決め切りたいというのと、(五輪)3連覇を狙わないといけないとか、そういう緊張感はありました。これからも4回転半をずっと続けていくって宣言していますし、実際降りたいって強く思っているので、そういう重圧からは、一生解放されないのかなって思っています。成功するまで」

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-あと何を習得すれば成功できそうか

 

「本当にやらなきゃいけないことはたくさんあって、回転をどれだけ速くできるかとか、どれだけ滞空時間をあげられるかとか。自分ができる技術的なものをもっともっと高めていきたいなと思っています」

 

色紙に目標を書き入れる羽生結弦さん=アイスリンク仙台(土谷創造撮影)

 

-今後の活動として、たとえば後輩への指導や、振付師として活動したいとの思いはあるか

 

「将来的には、考えています。ただ、今現在として、その役に立ちたいなっていうのはまだ考えられていなくて、そういう環境が整ってきたりとか、自分の活動の中で少し余裕がでてきたら考えたいかな。今は割と自分のことでいっぱいっぱいなので、とにかく一生懸命進んでいけたらいいなって思います」

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-ユーチューブは編集など大変では

 

「大変だが、自分としてのカラーみたいなのを出していければと思ってますし、どれだけ自分の演技を見せていけるかということにフォーカスしていきたいと思っていて、言語ではなくて、スケートで表現できたらいいなって」

 

ピースサインをする羽生結弦さん=アイスリンク仙台(土谷創造撮影)

 

-ファンの方々は、ユーチューブでより身近に感じられるのでは。そこに羽生さんのこだわりがあるか

 

「自分から発信しているからこその演技みたいなものも感じていただけたりとか、いろんなこと考えているんですけど。具体的には(まだ)言えないですが、何か特別なことを感じていただいたらうれしいです。アマチュア時代からでは考えられない感覚で、見ていただいたらいいなと思っています」

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聞き手:久保まりな(産経新聞運動部)

 

 

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