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「めぐみさんらは北の弱点知った」 金賢姫元工作員インタビュー

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韓国内でインタビューに臨む元北朝鮮工作員の金賢姫氏
=9月7日(桜井紀雄撮影)

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1987年の大韓航空機爆破事件の実行犯で、北朝鮮で拉致被害者の田口八重子さん(67)や横田めぐみさん(57)と接触のあった金賢姫(キム・ヒョンヒ)元工作員(60)が15日までに産経新聞のインタビューに応じた。金賢姫氏は2人の生存を確信しているとした上で、北朝鮮が死亡を主張するのは最高指導者一家などの「秘密や弱点」を知られたため、それを公開されるのを恐れているからだとの見解を示した。

 

2002年に当時の朝鮮労働党総書記、金正日(ジョンイル)氏は初の日朝首脳会談で拉致を認めて謝罪した。金賢姫氏は「金正日氏の権威を守るため、彼の指示で行われた犯罪を認めるとは全く考えられなかった」と韓国内でニュースに接したときの驚きを振り返った。「特殊機関の一部」が勝手にやったと責任転嫁しながらも拉致を認めたのは、経済難の中、「日本から莫大(ばくだい)な経済支援を引き出すためだ」と当時判断したという。

 

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死亡とされた被害者8人については「北朝鮮の秘密や弱点」を知ったからだとし、特に北朝鮮が流出を恐れるのが金正日一家に関する真実だと説明。北朝鮮住民でも金一家の下で働いた者は秘密を守るためにその後も外部と隔絶された生活を強いられる点を挙げた。

 

めぐみさんに関しては、金一家に日本語を教えていたとの情報があることに改めて言及し、現総書記の金正恩(ジョンウン)氏と金与正(ヨジョン)党副部長兄妹の実母の高容姫(コ・ヨンヒ)氏が在日朝鮮人出身で、兄妹に日本について学ばせようとした可能性を指摘。日本人拉致被害者の中でも「一番若くておとなしい」点から適任者としてめぐみさんが選ばれたとの見方を示した。

 

田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さん、長男の飯塚耕一郎さんと面会する金賢姫氏=2009年3月11日、韓国・釜山

 

「日韓協力し、朝中露に対抗すべきだ」

 

北朝鮮が田口さんを死亡とした理由は、大韓航空機事件の生き証人である自分をよく知っている影響が大きいと説明。拉致被害者の原敕晁(ただあき)さんと結婚し、86年に交通事故で死亡したとの北朝鮮の主張に対し、帰国した拉致被害者の目撃や自身で得た情報を基に、人民武力部(現国防省)所属の韓国人拉致被害者と結婚し、87年当時、同部が管理する施設に暮らしていたとの判断を明らかにした。

 

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日本の岸田文雄政権に対しては、北朝鮮との交渉に向けて「門をたたき続け、困難でも諦めてはいけない」と強調した。北朝鮮は体制の秘密を知った被害者を帰そうとしないことを前提に、北朝鮮内で非公式に家族と面会することからでも要求すべきだと提案した。

 

さらに、日韓両政府に対しては、「中国と北朝鮮、ロシアは一つになって力を合わせている。それに対抗して韓国と日本がもっと力を合わせて親しくしなきゃいけないと思う。両国は自由民主主義国家として未来に向けて価値を共有しているはずで、もっと関係を改善しなければと思う。(韓国の)一般の人は、子供たちを見ても日本のアニメや音楽が好き。日本旅行をしてきた人も多い。日本でもK-POPとか、(韓国の)ドラマ、食べ物が好きな人が多いだろう。だから政治指導者が過去にとどまっていたらいけないと思う」と語った。

 

筆者:桜井紀雄(産経新聞)

 

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【金賢姫元工作員】
手記などによると、北朝鮮外交官の娘に生まれ、大学在学中に朝鮮労働党の工作機関に選抜された。1981年から1年8カ月間、拉致被害者の田口八重子さんから日本語や日本の習慣を学んだ。乗客乗員115人が犠牲となった87年11月の大韓航空機爆破犯の一人で「蜂谷真由美」名義の偽造旅券を使用。身柄を拘束され、韓国で死刑判決が確定。90年に特赦で釈放された。

 

 

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