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[競馬]昨年の有馬記念覇者・エフフォーリア、復活劇なるか

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昨年の有馬記念を制したエフフォーリア=2021年12月26日(©産経新聞)

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12月25日、第67回有馬記念(中山2500メートル芝、GⅠ)が開催される。JAPAN Forwardでは昨年の覇者、エフフォーリアに注目。「週刊ギャロップ」(2022年12月19日)の記事を紹介する。

 

 

堂々たるパフォーマンスで年度代表馬の座を射止めてから1年――。上半期のGⅠ2戦(大阪杯9着、宝塚記念6着)は思わぬ苦杯を味わったが、年末のグランプリで何とか本来の輝きを取り戻したい。前年の覇者エフフォーリアにとっては復権を期す一戦だ。

 

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GⅠ3勝の輝きを放った昨年から一転、この春は不本意な結果が続いた。鹿戸雄一調教師は「大阪杯はゲートのトラブル(突進)に加え、初めて経験するような速いペースにもなった。宝塚記念の頃は暑さもあったし…。気持ち的な部分を含め、いろいろな要因が重なった結果だと思います」と振り返る。

 

エフフォーリア =12月15日、美浦トレセン(撮影・菅原和彦)

 

夏場は北海道のノーザンファーム空港に移動させ、じっくりとオーバーホール。秋の予定を白紙に戻し、歩様の改善を図りながら体調面の良化を促した。その後は福島県のノーザンファーム天栄を経由し、11月30日に帰厩。ここ一本に目標を定めてきた。1週前(14日)の追い切りは主戦の横山武史騎手を背にWコースで6ハロン83秒4、ラスト1ハロン11秒4を計時。3頭併せの真ん中に入れ、余力十分の手応えで半馬身ほど先着と前向きに駆け抜けた。見守った指揮官は「いい感じです。夏に思い切って休ませたぶん、すごく元気がいい。馬体重は540㌔ぐらいで体つきも立派になった。背丈も伸びたし、そんなに重い感じはしない。気持ちの面にも前向きさが出てきているし、このまま順調に持っていきたいですね」とコンディションの良さを伝える。

 

エフフォーリア(坂路後の南W)=12月18日、美浦トレーニングセンター(撮影・田村亮介)

 

この中間はプール調教で気分転換を図るなど調整も工夫しているという。「たまにゲートの中で暴れることがあるので…。駐立の対策として狭いところに慣れさせるための狙いもあります」と意図を説明する。

 

ファン投票の結果は2位。歴代最多の得票数で1位に支持された昨年から順位を落としたとはいえ、それでも多くの票が集まった。トレーナーは「すごく人気があるし、いつもファン投票では上位に支持してもらっている。たくさんの人たちが応援してくれているし、何とか恥ずかしくないような競馬をさせたいと思っています」と決意を口にする。

 

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昨年の天皇賞(秋)を制したエフフォーリア(右)=2021年10月31日、東京競馬場(撮影・塩浦孝明)

 

有馬記念の歴史においては数々の復活劇がドラマを生んだ。今年は強いエフフォーリアの復活が多くのファンに『強い幸福感』をもたらすかもしれない。

 

筆者:和田稔夫(週刊ギャロップ)

 

 

「週刊Gallop」は、産経新聞社が「サンケイスポーツ特別版」として発行している競馬専門の週刊誌。1993年10月に創刊され、多くの日本の競馬ファンに愛されています。

 

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