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核戦略 日本目覚めよ

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tactical nuclear weapons
新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星砲17」型の試射を指導する金正恩朝鮮労働党総書記=11月18日、平壌国際空港(朝鮮中央通信=ロイター)

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2月18日、北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」を発射した。2日後、戦術核運用部隊が短距離弾道ミサイルを日本海に向けて発射し、北朝鮮はいずれも「発射演習」だと発表した。実戦配備済みの火星15は米国を、戦術核は日本と韓国を標的としたものだ。その両方で彼らは実用に入っている。

 

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領はこの危機の意味を直ちに理解し、1月11日、祖国防衛には米国の核兵器の再配備か、自前の核の保有が必要だと表明した。韓国国民の約70%が自前核の保有を支持し、保守系有力紙、朝鮮日報は2月20日の社説で「韓国独自の核保有しかない」と支持した。

 

国防の危機の前に尹氏は日本との関係改善に励み、その成果を引っ提げてバイデン米大統領との会談に臨んだ。両首脳は北朝鮮の核への抑止力強化をうたった「ワシントン宣言」を発表し、いざ有事のとき、米国の核運用計画の作成段階から韓国が協議に加わる核協議グループ(NCG)の新設を明記した。

 

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この記事の続きを産経ニュースで読む

 

筆者:櫻井よしこ

 

 

2023年5月1日付産経新聞【美しき勁き国へ】より

 

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