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首相、8月20日の福島訪問表明 処理水放出へ「最終段階」

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日米韓首脳会談を終え、共同記者会見する(右から)岸田首相、バイデン米大統領、韓国の尹錫悦大統領=8月18日、米ワシントン近郊・キャンプデービッド(共同)

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岸田文雄首相は米国時間8月18日午後(日本時間19日午前)、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出に向け、帰国翌日の日本時間20日に福島第1原発を訪問すると表明した。放出に関し「漁業への影響を可能な限り抑制する観点などを総合的に踏まえ、国として判断すべき最終的な段階に至っている」と語り、近く決定する意向を示した。

 

訪問中の米ワシントンで日米韓首脳会談後、記者団の質問に答えた。

 

政府関係者によれば、20日の原発訪問を踏まえ、来週前半にも関係閣僚会議を開き、放出開始日を決めるとみられる。月内に放出を始める方向で調整している。

 

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首相は記者団に、放出に反対している全国漁業協同組合連合会(全漁連)の坂本雅信会長と近く面会する意向も明らかにした。政府を挙げて風評被害対策に取り組む考えを伝達し、放出に向けた環境整備を図る。

 

原発訪問では関連設備を視察し、現場の担当者や東電幹部らと面会する方向だ。首相は「万全の対策がとられているか、現場の人たちが重い責任感を持って進めているか、東電の最高幹部が廃炉と復興に強い覚悟を持っているかを確認し、自らの思いも直接話したい」と強調した。

 

筆者:千葉倫之(産経新聞)

 

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