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JAPAN Forward高校生記者、60カ国以上の中高生が競う〝学問〟のW杯決勝に進出

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バンコクで開催されたグローバルラウンドを無事に勝ち抜き、決勝に進出した(前田望亜提供)

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中学生のころから学生記者としてJAPAN Forward(JF)で活動してきた現在高校1年生の前田望亜(もあ)さん(16)=現在、千葉県在住=が、世界中の中高生が学問の分野で競う世界大会(The World Scholar's Cup、略称WSC )の予選、本選を突破し、11月に米国の名門、イェール大学で開催される決勝に進出することが決まった。しかし、昨今の急激なインフレに加え、円安のダブルパンチで、決勝大会への渡航費の捻出が難しく、前田さんはクラウドファンディングで支援を呼び掛けている。

 

前田望亜さん

 

前田さんによると、このWSCは、世界中の中高生が総合的な教養を競う大会だ。コロナ禍で一時中断されたが、毎年世界中から約2万人以上の中高生が参加し、共通言語の英語で知力を尽くして競う、いわば若者たちによる〝学問〟のW杯だ。世界60カ国以上、100カ所以上の地域で予選大会が開かれ、成績上位チームは、世界7カ所で行われる世界大会(グローバルラウンド、本選)に進む。

 

前田さんは友人2人と先月、バンコクで開かれた本選に出場し、今年のテーマ「Reconstruction the Past(過去の再構築)」に即してチームでのディベートやエッセイの執筆に加え、歴史、文学、公民などのクイズ、筆記試験で競った。その結果、3500人中最上位に入り、11月3日、イェール大学で開幕する決勝大会(ToC)への出場権を得た。

 

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しかし、問題は、渡航費や滞在費、大会参加費。計算してみると、一人90万円ほどが必要だ。実は、昨年も、WSCに参加し、本選に出場する権利を得ながら、渡航費を捻出できず、泣く泣く断念した。今回、決勝の参加権を得られたのは、「チームが一丸となって長時間勉強し、練習を頑張ってきたから。今回はあきらめたくない」という。

 

バンコクで開催されたグローバルラウンドの閉幕式(前田望亜提供)

 

目指すのはもちろん上位入賞だ。前田さんは「今回は一緒にやり遂げたい素晴らしいチームメイトがいます。本選で戦う中で、自分の国に誇りを持つことができました。日本から参加するという責任を負い、いろんな人に日本の魅力を発信したい。応援してください」と話し、クラウドファンディングで支援を求めている。支援は、今月末までこちらで受け付けている。

 

JFは、前田さんの渡航費用の一部を支援し、〝学問〟のW杯決勝で競う世界トップレベルの若者たちに日本の魅力を伝える高校生記者の挑戦を応援していきたい。さらに、その奮闘の様子は、JFで伝えていく予定だ。

 

筆者:内藤泰朗(JAPAN Forward編集長)

 

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前田さんがこれまでにJF、Japan 2 Earthで執筆した主な記事は、以下を参照。

 

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