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首相、3月訪印で調整 中国念頭にクアッド連携

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岸田文雄首相が3月にインドを訪問し、モディ首相と首脳会談を行う方向で調整に入ったことが19日、分かった。複数の政府関係者が明らかにした。今春に日本、米国、オーストラリア、インドの4カ国による協力枠組み「クアッド」の首脳会合が日本で開催される予定で、日印両首脳は中国の脅威を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」に向けた協力強化を確認する。首相は新型コロナウイルスの感染状況を見極め、訪印の可否を最終判断する方針だ。

 

 

実現すれば、日本の首相の訪印は平成29年の安倍晋三元首相以来となる。日本は力による一方的な現状変更の試みを続ける中国を念頭にインドとの関係を重視。インドはアジアの大国で民主主義や自由など基本的価値観を共有しており、「戦略的グローバル・パートナー」として首脳間の相互訪問を続けてきた。

 

今年は日印国交樹立70年の節目で、両国は一層の関係強化に向け早期の対面での首脳会談の実施を目指してきた。今月11日に豪州のメルボルンで行われたクアッド外相会合の際に行われた林芳正外相とジャイシャンカル外相の会談でも「適切な時期」の首相訪印を実現することで合意していた。

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一方、インドは冷戦時代から旧ソ連と軍事面を中心として協力関係にあり、昨年12月にはモディ氏がプーチン露大統領との会談で軍事技術や兵器の共同生産で合意している。日本としてはウクライナ情勢が緊迫する中で、ロシアによるウクライナ侵攻に反対する立場を取るよう促す機会ともなる。

 

Indian Prime Minister Narendra Modi welcomes Russian President Vladimir Putin prior to their meeting at Hyderabad House in New Delhi, India October 5, 2018. Yuri Kadobnov/Pool via REUTERS

 

令和元年や同3年にも安倍氏や菅義偉前首相による訪印が調整されたが、それぞれ現地の治安状況や新型コロナの感染拡大などが原因となり、見送られてきた経緯がある。首相の外国訪問は、昨年11月に英国のグラスゴーで開かれた国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)以来となる。首相は米国や豪州の訪問も模索したが、年明けに新型コロナのオミクロン株の感染が急拡大したため見送った。

 

 

この記事の英文記事を読む

 

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