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3児の母がミズ・ワールドで世界の頂点に立つまで

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新潟県の花角英世知事を表敬訪問した小林明日香さん(右)
=新潟県庁(本田賢一撮影)

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新潟市 小林明日香さん

 

社会貢献などで輝いている女性のコンテスト「ミズ・ワールド ユニバーサル」世界大会で、日本人初のグランプリに輝いた新潟市の歯科衛生士、小林明日香さん(40)。2月にはニューヨーク・ファッション・ウイークにも出演した。普通の3児の母親が夢舞台に上り詰めるまでを聞いた。

 

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小林明日香さん(本田賢一撮影)

 

私は、歯科医院で歯科衛生士として働くかたわら、心理カウンセラーとしてセミナーなどを開き、お母さんたちの子育ての悩みに答えています。私の活動をみてきた友人から昨年1月、女性の社会貢献などをテーマにしたコンテストがあるから出てみたらと勧められたのが始まりでした。

 

5月に行われた日本大会で、ウェブ人気投票1位や特別賞などを受賞。9月に米バージニア州で開かれた「ミズ・ワールド ユニバーサル」世界大会に日本代表として参加することになりました。

 

交通費や宿泊費、ドレス代などは全て自費となるため、クラウドファンディングで資金を募集し、目標額の2倍の約230万円が集まりました。私に夢と希望を託していただいた方々の思いを胸に渡米しました。

 

世界大会では、審査員6人による英語の事前面接やドレスを着てのウオーキング審査などがありました。グランプリに私の名前が呼ばれたとき、応援してくださった方々の夢をかなえることができた喜びと同時に、ああ夢ってかなうんだなという思いが駆け巡りました。

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今年2月のニューヨーク・ファッション・ウイークにも出演し、ランウェイを歩きました。初めて見る世界にワクワクしました。

 

実は大きな夢に挑戦した背景には、長男の難病があります。治療法がない脳の病気で、長男は座ることもできない状況でした。それでも必死に生きようとする長男の姿を見て、もっと子供の将来を信じてあげられる親でありたいと思って心理学を学び、心理カウンセラーとして子育ての相談に乗るようになりました。それが今回のグランプリにつながりました。

 

私は、子育てに悩むお母さんにこんなメッセージを送っています。子供に夢を持ってほしいなら大人が夢を持つこと。子供にチャレンジしてほしいと願うなら大人がチャレンジを楽しむこと。子供に幸せになってほしいなら大人が幸せに生きること。子供は大人の背中を見て育ちます。お母さん自身が幸せに生きていく姿は子供たちの未来にとって大きな財産になります。

 

筆者:本田賢一(産経新聞)

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小林明日香(こばやし・あすか)
新潟県村上市出身。新潟市在住。歯科衛生士として歯や口腔(こうくう)の病気予防に取り組むかたわら、心理カウンセラーとして母親の子育て支援なども行う。著書「子どもも自分も愛せなかった私へ」はアマゾンランキング1位になったことも。

 

この記事の英文記事を読む

 

 

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