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月面探査ロボ、タカラトミーが同型モデルを博物館や学校に提供 変形玩具の技術も搭載

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タカラトミーが開発した月面探査ロボット「SORA-Q(ソラキュー)」。球体から変形して月面上を動き回り、撮影もする。写真はスマホで操作できる玩具版モデル(2023年6月、海藤秀満撮影)

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玩具メーカーのタカラトミーは5月29日、日本初の月面着陸に成功した小型実証機「SLIM(スリム)」に搭載され、月面を撮影した小型ロボット「SORA-Q(ソラキュー)」の同型モデルを、応募した全国の博物館や学校などに提供すると発表した。ソラキューには同社製品の技術が使われており、担当者は「おもちゃを通じて子供たちが自然科学に対する興味や関心を持つきっかけになれば」と話す。

 

「SORA―Q(ソラキュー)」の変形前(左)と変形後(右)(JAXA/タカラトミー/ソニーグループ(株)/同志社大学提供)

 

ソラキューは今年1月にスリムが月面着陸した際、機体の接地部分をカメラで撮影し、着陸に成功したかどうかを確認するのを支援。月面の撮影にも成功し、世界最小・最軽量の月面探査ロボットとなった。

 

タカラトミーが宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと共同開発。変形ロボット玩具「トランスフォーマー」や「ゾイド」の技術も搭載され、当初の球体から左右に車輪が出て走行可能な形状に変形して動き回る。

 

タカラトミーが開発した月面探査ロボット「SORA-Q(ソラキュー)」。球体から変形して月面上を動き回り、撮影もする。写真はスマホで操作できる玩具版モデル(2023年6月、海藤秀満撮影)

 

同型モデルは本物と同じサイズ(直径78ミリ)。スマホアプリでラジコンのように操作できる。

 

応募者は「アンバサダー」として、機体を通じて宇宙の魅力を伝えることなどが期待され、要望に応じて同社の出張ワークショップやイベント企画なども実施される。

 

応募受け付けは6月28日まで。機体は返却する必要がなく、最大390機を用意している。

 

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