Sarah Amiri

FILE - In this Wednesday, May 6, 2015 file photo, Sarah Amiri, deputy project manager of the United Arab Emirates Mars mission, talks about the project named "Hope," or "al-Amal" in Arabic, which is scheduled for launch in 2020, during a ceremony in Dubai, UAE. Three countries — the United States, China and the United Arab Emirates — are sending unmanned spacecraft to the red planet in quick succession beginning in July 2020. (AP Photo/Kamran Jebreili, File)

 

 

アラブ首長国連邦(UAE)の火星探査機「HOPE(ホープ)」を搭載したH2Aロケット42号機が7月20日午前6時58分、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられた。探査機は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。中東の惑星探査機の打ち上げは初めて。

 

探査機はUAEの建国50周年に当たる来年、火星の軌道に到達し、大気や気象の仕組みの解明を目指す。成功すれば米国、旧ソ連、欧州、インドに続く火星探査となる。

 

UAEの宇宙機関が開発し、希望を意味するホープと命名した。来年2月、火星を周回する楕円(だえん)軌道に入り、赤外線や紫外線で火星全体の大気の循環や気象を観測する。

 

火星は2年2カ月ごとに地球に接近する。6207万キロまで近づく今年は探査機打ち上げの好機で、各国が計画しており、米国や中国も月内にも打ち上げる。

 

H2Aの打ち上げビジネスを展開する三菱重工業にとって、今回は海外から受注した4件目の商業打ち上げで、事業拡大に弾みをつけた。H2Aの打ち上げ成功は36回連続となった。

 

日本は平成10年に火星探査機「のぞみ」を打ち上げたが、周回軌道への投入に失敗した。

 

 

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