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大阪の春の風物詩「桜の通り抜け」が4月13日まで、造幣局(大阪市北区)で一般公開された。公開が始まった7日は、あいにくの空模様だったが、夜にはぼんぼりの明かりが桜を照らし、幻想的な雰囲気の中を多くの人が行き交った。
南門から北門までの遊歩道約560メートルに、140品種339本の桜が並ぶ。「今年の花」は淡紅色から白色へと次第に変わる「松月」で、香りも楽しめる「伊予熊谷(くまがい)」と淡紅色の八重桜「舞姫」の2品種も新たに加わった。
友人と6年ぶりに足を運んだという大阪市東成区の会社員、松本明莉(あかり)さん(28)は「新社会人になって初めて訪れた当時を思い出しながら桜を見ていた。いろんな花がきれいに咲いていて、雨でも楽しい」と話した。
造幣局の専用ウェブサイトからの事前予約制で、約24万人の来場が見込まれた。