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新型コロナウイルス禍の影響で3年ぶりとなる新年一般参賀が2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下と秋篠宮ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダで、集まった人らに応えられた。午前10時10分からの1回目の参賀では、天皇陛下がマイクを通し、「3年の月日を経て、今日こうして皆さんと一緒に新年を祝うことを誠にうれしく思います」とした上で、「本年が皆さんにとって安らかで良い年となるよう願っています」と述べられた。
今回の参賀には令和3年に成年を迎えた両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまが初めてご参列。上皇ご夫妻もにこやかに参賀者に応じられていた。
感染防止対策のため、今回の新年一般参賀は1回の人数を約1500人に限定。宮殿前では1メートル以上の間隔をとって整然と並んだ。一方、宮内庁庁舎前で行われた新年の記帳には、開門前から多くの人が列を作った。記帳は午後3時半まで入門できる。
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新年一般参賀での陛下のお言葉は以下の通り。
「新年、おめでとうございます。この3年近くにわたり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大などによって、皆さんには多くのご苦労があったことと思います。3年の月日を経て、今日こうして皆さんと一緒に新年を祝うことを誠にうれしく思います。いろいろ、大変なこともあるかと思いますが、本年が皆さんにとって安らかで良い年となるよう願っています。年のはじめにあたり、わが国と世界の人々の幸せを祈ります」