Inoue-Donaire World Boxing Super Series Match: A Battle of Generational Legends

 

 

プロボクシングWBA,ⅠBF世界バンダム級王者の井上尚弥(26)と、WBAスーパー王者のノニト・ドネア(36、フィリピン)のワールドボクシングスーパーシリーズ(WBSS)バンダム級決勝戦が、11月7日に埼玉スーパーアリーナで行われる。

 

井上尚弥は、これまで無敗で世界3階級を制覇した王者。戦績は、18戦18勝16KO。日本ボクシング史上最高傑作と言われ、The Monsterと呼ばれる。対するノニト・ドネアは、過去に世界5階級を制覇したフィリピンの伝説的王者。戦績は、45戦40勝26KO5敗。The Filipino Flash のニックネームで、左フックで相手を何度もリングに沈めてきた。

 

10月9日公開練習で井上尚弥は、「体にストレスがかからない日常生活を過ごして、リラックスできている」と語り、仕上がりが順調に進んでいる様子。その言葉通り、父・真吾トレーナーが見つめる中、強烈な右ストレートや左フックをサンドバックへ豪快に打ち込んだ。

 

10月31日に報道陣へ練習を公開したドネアは、トレーナーを務める父と、マネージャーである妻が見つめる中、シャドーボクシングでアップをして、父が持つミットへ得意の左フックや左アッパーや何度も打ち込み報道陣へ披露した。

 

ドネアは、「最強であることを目指して戦ってきた。若い頃からボクシングを始めて様々な称号を得てきたが、今一番欲しい称号がWBSSバンタム級で最強になることだ」と語り、「キャリアで最も重要な試合になる」と意気込んだ。

 

公開練習に駆け付けた大橋ジム大橋会長は、「1ラウンド目から想像がつかない。ドネアは背が思ったより高く、カウンターに気をつけたい」と気を引き締めた。

 

この試合が新旧のレジェンドの交代となるのか。

 

注目の一戦は、アメリカで生中継されるほか、日本ではフジテレビ系列でライブ中継。NHKでも60年ぶりに中継することが決まり、話題となっている。

 

筆者:佐藤新

 

 

この記事の英文記事を読む

 

 

コメントを残す